インカム狙いに最適のETF! VNQ(バンガード不動産ETF)

こんにちは、MMです。

米国赴任時に節約をして貯めた米ドル資産をチャールズシュワブ証券で運用しています。

基本的には全て投資にまわしてこの先何年かはほったらかしにしようと思っていますが、今後米ドルの収入(インカム)が無いことに漠然とした不安を抱えています。

というのも、投資で資産を効率的に増やすには、この先来るであろう株式市場の下落時に資金の追加投入のする必要がありますが、その時に行動を起こせないためです。

現在の投資先ETFからも分配金は出ますが、あくまで狙いはキャピタルのためそこまで多くないですし、そこで出た分配金はDRIP(配当金再投資制度)を利用する予定です。

またそのような下落時に株式に資金を投入する用として、落ち幅が少ないであろう債券ETFを保有していますが、慌てて正しい行動が出来ない可能性もあります。

かと言って現金で持ち続けるのも機会損失に繋がる可能性がある、なので出来ればインカムがあると良いなと考えました。

現在不動産の勉強のために「ニシオカの不動産投資〜大家歴16年間のノウハウ大公開」を読んでいるのですが、そこでは「不動産はキャピタルゲイン狙いではなく、インカム、キャッシュフロー重視の投資」と書かれています。

それを読み、インカムであれば不動産、証券会社で買える不動産はREIT、そこで米国REITで最も大きいのVNQ(バンガード不動産ETF)を調べてみました。

※2018年5月時点では日本の証券会社での取扱いがなく、米国証券会社を利用する必要があります。

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VNQ(バンガード不動産ETF)とは

そもそもREITとは Real Estate Investment Trust の略で、不動産投資信託を指します。

REIT(不動産投資信託)とは、不動産法人が投資家から資金を集め、居住用マンションやオフィスビル、商業施設に投資し、家賃や不動産売却益を投資家に分配する仕組みです。

金利が上昇すると不動産調達コストの借入ローンの返済金額が上がることから評価減に、景気が良くなりインフレになると賃料が上がることから評価増に繋がります。

REITは投資先を分散していることから空室のリスク等を考慮する必要がない一方、基本的に現物不動産のようにローンを組んで投資することができず、それなりのリターンを得るためには元手資金を多く持っておかなければいけないことがデメリットです。

REITは現物不動産よりローリスク・ローリターンの投資先と言えそうです。

REIT市場が最も進んでいるのは米国、その中でも最大の資産額、低めのコスト、高い分配率(配当率)であるのが、VNQ(バンガード不動産ETF)になります。

VNQのインカム実績

インカム重視の投資先としてのVNQですので、過去の分配金実績を調べてみました。(参照 Charles Schwab)

年度 株価 分配金 分配率
2004 $53.77 $1.27 2.4%
2005 $57.52 $3.56 6.2%
2006 $69.87 $3.25 4.7%
2007 $73.35 $3.11 4.2%
2008 $55.52 $3.00 5.4%
2009 $34.60 $1.96 5.7%
2010 $50.07 $1.89 3.8%
2011 $58.48 $2.05 3.5%
2012 $64.38 $2.34 3.6%
2013 $68.49 $2.79 4.1%
2014 $74.64 $2.92 3.9%
2015 $79.74 $3.12 3.9%
2016 $83.71 $3.98 4.7%
2017 $83.28 $3.51 4.2%
平均 $64.82 $38.75 4.3%

中途半端ですが、期間としては2004年-2017年の14年間、株価、分配金実績とと
もに分配率(配当率)を表しています。

14年間の1株当たりの年間平均分配金実績は$2.8、分配率は4.3%と水準が高く、インカム向けのETFと言うことが出来ます。

意外と分配率に大きな変化が無く、景気上昇局面では株価と共にインカムも増、下落局面では株価と共にインカムが減っていることがわかりますね。

VNQ vs S&P500(SPY) トータルリターン比較

参考までにVNQと米国を代表する株価指数 S&P500のインデックスETFである SPY
のトータルリターンを比較してみます。

配当金/分配金も含めたトータルリターン比較データはETF Replay.comから参照します。

期間は2004年-2017年の14年間としています。

*緑=VNQ、青=SPY

Screenshot_20180529-175037

トータルリターンではSPYが223%VNQは183%ですので、SPYの方が良いリターンを生み出していることが分かります。

ですがインカムだけに目を向けると、2018年5月29日時点でVNQの分配率は4.76%SPYは1.81%ですので、インカム狙いであればやはりVNQの方が適しています。

米国REIT資産額トップ5比較

REITが最も発達している米国市場での資産額トップ5の比較をしてみます。

VNQ SCHH IVR ICF RWR
バンガード不動産投資信託 シュワブ米国REIT ETF iシェアーズ米国不動産ETF iシェアーズコーヘン&ステアーズREIT ETF SPDRダウジョーズREIT ETF
総資産 295億ドル 40億ドル 34億ドル 25億ドル 24億ドル
ベンチマーク MSCI米国REITインデックス ダウジョーンズ米国セレクトREITインデックス ダウジョーンズ米国不動産インデックス コーヘンのスティアーズリアリィティインデックス ダウジョーンズ米国セレクトREITインデックス
分配率 4.76% 2.79% 3.82% 3.32% 3.17%
経費率 0.12% 0.07% 0.44% 0.34% 0.25%
配当タイミング 四半期 四半期 四半期 四半期 四半期
設定日 2004/09/23 2011/01/13 2000/6/12 2001/01/29 2001/04/23

総資産額で見るとVNQ(バンガード不動産ETF)が295億ドル(3.2兆円)と、2位のSCHH(シュワブ米国REIT ETF)の7倍以上の規模となっています。

分配率も4.76%で最も高くなっていますし、経費率もSCHHに劣るものの0.12%はかなり低い水準となっています。

チャート比較(トータルリターン)

配当金/分配金も含めたトータルリターン比較データはETFReplay.comから参照します。

期間は2008年5月〜2018 年5月までの10年間としています。

※緑=VNQ、青=SCHH、IVRデータ無し、黒=ICF、赤=RWR

Screenshot_20180528-214031

最もトータルリターンが大きいのはSCHHの89%、次いでVNQの77.4%となっています。

SCHHの方が経費率が低いこと、また分配金も少ないことから税金の繰り延べができていると考えられること、がパフォーマンスが良い理由でしょうか。

年率成長率比較

続いて過去10年間の平均年成長率です。

Screenshot_20180528-174356

VNQは5.9%になっています。

VNQはインカム狙いに最適なETF

トータルリターンではVNQより優れているETFはたくさんありますが、VNQはインカム狙いに最適なETFになります。

キャピタルゲイン+配当のトータルリターンではなく、配当投資戦略(Income Investing)に向いている投資家は2種類、リタイア済か投資元本が大きい投資家になります。

我が家の場合は米ドル資産の収入は今後なく、上記のリタイア済と同じ扱いになりますので、米ドルに関しては配当投資戦略を取るべき、と考えています。

ですのでVNQへの投資を積極的に検討します。

日本の証券会社での取扱を

インカム重視としては魅力的なVNQですが、2018年5月時点では日本の証券会社での取り扱いが無いことが最大のデメリットと言えます。

チャールズシュワブでは取扱いがありますが、行く行くは日本の証券会社に大半を移行させたいので、取扱いがされると良いなと思いますね。

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