こんにちは、兼業投資家のMMです。
先月に引き続き米国-北朝鮮間の緊張感が高まっていますが、米国が対話重視の姿勢を見せたことで株式市場は下落からの戻りを見せています。
大型ハリケーン被害、北朝鮮問題と米国経済、米国株式市場には厳しい局面が続きますが、最新の米国株式資産運用を確認してみます。
米国資産運用状況まとめ
現在の運用状況は下記の通りとなっています。
全体
名称 | Ticker | 時価 | 取得価格 | 損益額 | 損益率 | 対前月 |
---|---|---|---|---|---|---|
米大型バリュー株 | SFLNX | 4,544 | 4,274 | 269 | 6.3% | 0.7% |
世界経済インデックス | SWISX | 5,070 | 4,536 | 534 | 11.8% | 0.8% |
S&P500インデックス | SWPPX | 4,948 | 4,418 | 530 | 12.0% | 0.6% |
米小型株バランス | SWSSX | 3,429 | 3,121 | 308 | 9.9% | 1.9% |
投資信託合計 | 17,991 | 16,350 | 1,641 | 9.9% | 0.9% | |
米国REIT | SCHH | 704 |
671 | 33 | 4.9% | 2.2% |
米国ガソリン | UGA | 146 | 165 | -19 | -11.6% | 8.4% |
ETF合計 | 850 | 836 | 14 | 1.6% | 3.4% | |
メットライフ | MET | 240 | 221 | 19 | 8.5% | 13.6% |
HP | HPQ | 814 | 399 | 414 | 103.8% | 4.9% |
セラドングループ | CGI | 265 | 472 | -207 | -43.8% | 7.4% |
サンコークエナジー | SXCP | 1,011 | 539 | 472 | 87.7% | 1.9% |
ウェスタンデジタル | WDC | 1,164 | 516 | 648 | 125.6% | 24.3% |
ホリーフロンティア | HFC | 782 | 646 | 135 | 21.0% | 10.4% |
ゼネラルモーターズ | GM | 716 | 583 | 133 | 22.8% | 8.9% |
ケリーサービス | KELYA | 766 | 804 | -38 | -4.7% | 1.3% |
個別株合計 | 5,757 | 4,180 | 1,577 | 37.7% | 9.0% | |
総合計 | 24,598 | 21,366 | 3,232 | 15.1% | 2.5% |
*単位:米ドル
投資総額 $21,366 (約235万円) に対し時価総額 $24,598 (約271万円)、運用益+$3,232(約36万円)、損益率は +15.1% となっています。
損益率は前月と比べると +2.5% となりました。
北朝鮮問題があったことから株式市場下落の印象を持っていましたが、実態としては先月よりも回復基調となっていました。
個別分析
個別の状況を見て行こうと思います。
投資信託
投資信託は全体で対前月+0.9%となっています。
この1ヶ月で株式市場下落のニュースをよく見た気がしますが、実際は先月の下落が厳しく、そこから見ると少し上がってきています。
アメリカ国内も世界経済インデックスの伸びは同様、地政学リスク顕在時に大きく下落した米小型株ファンドは大きく戻しています。
ETF
REIT、ガソリン共に上昇しています。
先月テキサス州ヒューストンを中心に大きな被害をもたらしたハリケーン「ハービー」の影響で製油所が稼動を停止、それにより米国内のガソリン価格が急騰しています。
日常生活に影響がある位の値上がりとなっていますが、おそらく一時的なもので、製油所が回復次第値段は戻ると見ています。
個別株
個別株は全体的には9.0%と市場平均を大きく超えて伸びました。
フラッシュメモリ大手のウェスタンデジタルが世界需要の高まりにより市場予想を超える販売を記録していることで、対前月+24.3%と大きく伸びています。
東芝のメモリ事業売却問題が長期化してしまっていますが、販売好調により株価への影響は大きくは出ていません。
保険最大手のメットライフ、石炭事業を手がけるホリーフロンティア、自動車大手のゼネラルモーターズは先月の下げが大きく、その反動でプラスとなっています。
コア・サテライト比率
コア・サテライト比率を見ていきます。
時価 | 取得価格 | 損益額 | 損益率 | 対前月 | |
---|---|---|---|---|---|
コア | 14,562 | 13,228 | 1,333 | 10.1% | 0.7% |
サテライト | 10,036 | 8,137 | 1,898 | 23.3% | 5.6% |
合計 | 24,598 | 21,366 | 3,232 | 15.1% |
コアの損益率は +10.1%、サテライトの損益率は +23.3% といずれも対前月から増となっています。
比率はコアが59%、サテライトが41%となっています。
コアで堅く、サテライトで少し多めの利益を狙っていますが、今の所は何とか上手くいっていると言えそうです。
毎月の投資積立額
毎月家計から投資資金として $1,015 (約11.2万円) を捻出しています。
投資先は下記の通りです。
投資先 | 区分 | 金額 |
---|---|---|
米大型バリュー株ファンド | コア | $180 |
世界経済インデックスファンド(米国除く) | コア | $250 |
S&Pインデックスファンド | コア | $250 |
米小型株バランスファンド | サテライト | $130 |
個別株 or 投資信託 | サテライト | $205 |
臨時収入や家計好転の余りが出た場合は、サテライトの個別株 or 投資信託に上乗せをしています。
現在は $2,000の余剰資金がありますが、投資先が無く寝かしてしまっている状態です。
毎月余剰資金が積みあがっているだけなので、そろそろ動かなくてはと思っています。
確実に利益が取れる短期債券を考えています。
投資スタンス
コア戦略としてインデックス投資、サテライト戦略としてバリュー投資であり、お金を減らさない防衛的投資家のスタンスをとっています。
ウォーレン・バフェットの師、ベンジャミン・グレアムの手法に則っています。
毎月チェックすることは意味がある?
長期投資を行う場合は毎月投資先の評価額を確認する必要はありません。
チェックしても短期での売買は行わないためです。
ですが個人的には意味があると思います。
今でこそ投資は資産を増やす手段として行っていますが、初めは経済を知るという目的がありました。
経済ニュースで景気が良い悪いということを聞いても普段の生活の中では実感することが難しいですが、投資をしていると肌で実感することができます。
エネルギー関連の株に投資していれば原油価格が大きく影響してきますし、企業株が利益を出していれば設備投資としてハイテク株や素材関係が伸びますし、S&Pインデックスに投資していればアメリカ経済を直接感じることが出来ます。
サラリーマンとして経済をニュースだけでなく、直接実感できることはプラスになりますし、単純に世の中を知れることが面白いと感じますので、毎月のチェックは意味があると考えています。
まとめ
今月は対前月増となりました。
長らく高値圏にあるといわれている米国株式市場ですので、少しでもネガティブな材料があれば一気に反応してもおかしくはありません。
と言っても出来ることは特にありませんので、また来月もコツコツやっていきます。