こんにちは、米国赴任中のMMです。
米国赴任生活もそろそろ終わりとなりますので、この赴任で変わったことを振り返ってみます。
自分の中の大きな変化としては「お金を使うことに慣れた」ことが挙げられます。
米国赴任前は節約の意識が強く、お金を使うことにとても抵抗がありましたので、個人的には大きな変化になります。
物価の高さに驚く
おそらく米国に海外赴任する人はほぼ全員物価の高さに驚くのでは無いかと思います。
個人的に一番最初に驚いたのはティッシュペーパーの高さで、日本では5箱200円(セール価格)で買っていましたが、アメリカでは同じ容量でも6ドル=660円です。
またレストランでも、日本では1食1,000円前後が多かったのですが、アメリカでは20ドル前後=2,200円になることもしばしば、更にそこから15%程チップも上乗せされます。
お酒が入る場合、日本では大体1人3,000円位でしたが、アメリカでは1人80ドル=8,800円位にもなります。
ガソリン等は日本より安く、衣服はほぼ日本と同じくらいのイメージですが、生活必需品や食事が高いことで、物価が非常に高いことを感じました。
チップ文化でお金を払うことに慣れる
アメリカ生活における「チップ文化」がお金を使うことに慣れた要因の一つに違いありません。
若い世代ではチップを払う文化が徐々に薄れているようですが、ウェイターやウェイトレスがいるようなレストランで食事をした時は注文金額の15〜20%を追加でチップとして払います。
赴任当初はこのチップ文化に慣れず、金銭的負担の大きさに驚いていましたが、生活している内に普通に思えるようになりました。
チップを払うと総支払い金額も大きくなり、これを繰り返している内にお金を使う事自体になれてきます。
お金を使えるようになるメリット
お金を使えるようになることで得られたメリットは2つです。
お金より健康を優先
1つ目はお金より健康を優先するようになったことです。
具体的には夏のクーラーや冬の暖房に関して細かく節約を意識しないようにしました。(勿論最低限の節約は意識します)
食べ物も少し高くても健康に良いものも選ぶようになったことも同じです。
以前までであれば節約を意識して多少我慢することも止むを得ないと思っていましたが、米国赴任以降はこれらのことにお金を払う抵抗が無くなりました。
お金より時間を優先
2つ目はお金より時間を優先するようになったことです。
スーパーも少し遠くてもなるべく安い所で買い物をしたり、タクシーなどにお金を使うことはもったいないことだと思い、出来るだけ節約したい領域だと考えていました。
ですがお金を使えるようになってからは、「費用対効果」についてしっかりと考えられるようになり、時間の節約と掛かるお金を天秤に掛けて、必要な時には積極的にお金で時間を買おうと思うようになりました。
この考えは特に子供が生まれてから強くなり、現在利用しているデイケア(預かり保育)もこの考えに基づくものです。
大前提は支出管理をすること
米国赴任生活で変わったこととして「お金を使えるようになった」ことを挙げていますが、支出管理をしていなければ毎月の出費が増えるだけで、家計を圧迫してしまいます。
ですので支出管理を行うことは大前提になります。
賢くお金を使う
真の節約家は節約をして支出を減らしたり、貯金額を増やすことだけでなく、「賢くお金を使える」ことも条件に入ってくると考えています。
米国赴任前は支出減のみを意識していましたが、赴任生活を経て「お金を使える」ようになったことで、賢くお金を使うことも意識するようになりました。
投資でも売却して初めて利益が確定するように、お金も使って初めてその価値を享受出来ます。
貯めるだけでなく、使うことを学べたことは米国赴任生活で得た重要なことの一つです。