こんにちは、米国赴任中の個人投資家のMMです。
現在は投資のメインをETFとしていますが、ETFの比較にはアメリカの Yahoo Finance を普段使用しています。
ですが Yahoo Finance のチャートは株価のみの表示で、配当金や分配金は考慮されていません。
長期投資家にとっては配当金、分配金込みでどうなっているか知りたいですね。
そのようなツールが無いか探したところ、ETF Replay.com というサイトがトータルリターンでのチャート比較が出来ることがわかりましたので紹介します。
いくつかトータルリターンを表示できるサイトはありますが、一度に5銘柄まで比較できること、操作がとても簡単なことから、ぜひおすすめしたいです。
ETF Replayの使い方
まずは ETF Replay.com のサイトにアクセスをします。
*下記のスクリーショットは全てクリックで拡大します。
次に下記赤枠の「Tools」の下にある「ETF Charts」をクリックします。
ETF Chartの画面に移ります。デフォルトで VWO(バンガードエマージングマーケッツETF)が入っています。
例として下記赤枠に次の4銘柄を入れてみます。
- VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
- VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
- VEA(バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF)
- VWO(バンガードエマージングマーケッツETF)
銘柄入力後は下記赤枠の「Period」を選択します。ここでは期間を選択しますが、10年間のトータルリターンを比較しようと思いますので、Custom を選択します。
Start Day(開始日)を2008年3月14日、End Day(完了日)を2018年3月14日で10年とし、その後は下記青枠の「Chart – Total Return %」を選択、「Get Chart」をクリックします。
そうすると下記赤枠に各銘柄の10年間のトータルリターンチャート、青枠に通算のトータルリターンが表示されます。
*緑=VT、水色=VTI、黄色=VEA、黒=VWO
この10年で見るとVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)のトータルリターンが170.0%とダントツになっています。
ここでは銘柄分析は置いておいて、配当金/分配金込みのチャート比較が簡単に出来ますので、とても使いやすいです。
CAGR(年平均成長率)の表示
ETF Replay.com ではトータルリターンのチャート比較だけでなく、年平均成長率(CAGR=Compound Average Growth Rate)も表示することが出来ます。
下記赤枠の「CAGR%」にチェックをし、「Get Start」をクリックすると今度は年平均成長率の形でグラフが出てきます。
*VT=6.8%、VTI=10.5%、VEA=3.5%、VWO=3.2%
年平均成長率は投資先を決める際の重要な指標になりますね。
我が家のメインETFの過去3年トータルリターン
現在我が家のメインETFは下記の5つとなりますが、参考までにこれらの過去3年のトータルリターンを見てみました。
- SCHB(シュワブ・US・ブロードマーケットETF)
- SCHF(シュワブ・インターナショナル・エクイティETF)
- SCHE(シュワブ・エマージング・マーケッツ・エクイティETF)
- SCHH(シュワブ米国REIT ETF)
- SCHZ(シュワブ・US・アグリゲート・ボンドETF)
*緑=SCHB、水色=SCHF、黄色=SCHE、黒=SCHH、赤=SCHZ
こちらは年平均成長率になります。
米国市場連動のSCHB、新興国市場連動のSCHZが非常に好調、ついて世界先進国(米国以外)のSCHF、REITのSCHHと債券のSCHZはリターンが小さいという結果になっています。
この3年間は株式市場が好調でしたのでこの結果でしたが、また長期で見ると違った結果になるかもしれません。
ETF Replay.comは有用
以上がETF Replay.com の使い方になりますが、操作も簡単ですのでとても有用だと思います。
米国ETFのトータルリターンをチャートで比較したい場合はぜひ使ってみてください。