こんにちは、節約家のMMです。
節約の基本は良いものを安く、もしくは普通のものを安く、買う事が重要になります。
ですが安さばかりに目が行ってしまい、安いばかりに良くないものを買ってしまうことは多くの人が経験していることではないでしょうか。
もちろん自分も過去に安さを重視して失敗した買い物はたくさんありますが、その原因は売値(イニシャルコスト)のみを見て、どの位長く使えるか(トータルコスト)を考えていなかった、ことがあります。
真の節約家はイニシャルコストではなく、トータルコストを見て買い物をしていきます。
今回は自身のイニシャルコスト、トータルコストへの考えを述べていきます。
過去のイニシャルコスト重視の失敗
自分の過去の買い物を振り返ってみると、イニシャルコスト重視での失敗はよくありました。
服のセール品
大学生の頃はよく服を買っていましたが、数が必要なのにお金が無いために、夏と正月のセールには毎回行っていました。
30%〜70%の割引で数を得るにはとても助かる環境でしたので、毎回それなりに買って帰ってきました。
ですが試着もしたはずなのに、いざ着てみるとあまり気に入らず、以降着なくなることがしょっちゅうでした。
逆に着るのはセールではない通常時に定価で買った服でした。
おそらくセール時には自分が欲しいかどうかではなく、値段=イニシャルコストが無意識に判断基準になり、帰宅後にそのフィルターが外れていたのだと思います。
「買う理由が値段ならやめるべき」という言葉をネット上で見つけましたがまさにその通りで、結果的に定価で買った服の方がトータルコストは低くなっています。
※これは社会人になってからのスーツでも同じです
スマホ本体のメーカー
米国赴任後から2年程はi Phoneを使っていましたが、手違いで壊してしまったことを機にその時一番安かった Huawei のスマホに変更しました。
その後不具合がありヘルプデスクに問い合わせをしましたが、チャット機能が無いこと、問い合わせが中々繋がらないこと、回答に時間が掛かりました。
これは次のスマホであるLGでも同様で、イニシャルコストは安かったのですが、その後のサポート対応があまり良くありませんでした。
両社ともイニシャルコストを下げる戦略で米国で受け入れられており、消費者も手厚いサポートを期待をしていませんので、消費者側の責任とも言えます。
製品の価格には性能のみならず、その後のサポートが込みになっていることを肌で感じ、改めてトータルコストが重要だと感じました。
米国のレンタカー会社
米国生活最後の旅行でフロリダに行き、そこでレンタカーを借りましたが、レンタカー比較サイトで一番価格が安い所にしていました。
※フロリダの治安は平均より悪いと言われています。
というのも結局レンタカー会社は借りる時と返す時位しか顔を合わさないので、それならどこでも同じと考えていたからです。
ですがいざ空港からレンタカー会社に向かおうとすると、大手は空港内にデスクがあるのに選んだ所は車で10分、電話をしたら迎えが来てくれましたが何となく怖い雰囲気の車‥
更にデスクもあまり綺麗ではなく、子供用のチャイルドシートも汚れていて、何より英語もスペイン語訛りがキツ過ぎてコミュニケーションが不安と‥
結果的に全く問題はありませんでしたが、こういう外国での旅行費用で大手を使うことは安心を買う事と同義だと考え、やはりイニシャルコストだけで判断するのは危険だと改めて思いました。
世界的にはイニシャルコスト重視の流れに
日本ではよく若者がお金を使わなくなったと言われますが、それは米国でも他の国でも同じ傾向だと感じていて、給与水準が下がっていること、学費を始めとする生活コストが上がっていることが要因だと考えられます。
給料が少なくて生活コストが高いと、毎月使えるお金も少なくなり、そうなると必然的に売値が安いもの=イニシャルコストが低いものを買うようになります。
米国の電化製品では中国や韓国メーカーが良く売れていますが、イニシャルコストが日本メーカーより断然安く、現在の環境では売れるだろうなと感じました。
トータルコストを意識して賢い消費者に
イニシャルコストが重視されている米国社会ですが、車に関しては
トが意識され、サポートが手厚い日本車が売れています。
おそらく車の場合は掛かる金額が大きいため、トータルコストを意
ない環境があるからだと思います。
毎回買い物の度に「3,000円の服より1万円の服の方が長く着
トが良い」なんていう判断は難しいですが、良いものを厳選して持
という考えは、家にモノを増やさないという観点からも良いですね
買い物に関しても投資と同じく数を絞って納得できるものだけに行