こんにちは、MMです。
米ドルの資産運用は赴任中に開設した米国オンライン証券最大手のチャールズシュワブ証券で行っています。
日本への帰任後も引き続き米ドル資産はチャールズシュワブで行う予定ですが、投資益を二国間にまたがって持ち越すと税金(キャピタルゲイン課税)が少しややこしくなりますので、今回帰任のタイミングで個別株を一旦全て売却をしました。(ETFは継続保有)
投資においてはいつ買うかのタイミングが重要ですが、それと同じかそれ以上に売るタイミングも重要になります。
売るタイミング=出口戦略は短期投資でも長期投資でもいつかはしなければいけないものです。
自分としては明確な基準が無く迷い所でしたが、今回は海外赴任期間の終わりという区切りで実行することになりました。
海外赴任期間中の米国個別株の売却損益
米国個別株のトータルリターン(配当金込)は下記となります。
取得価格=投資金額 $4,169(約42万円)に対し、時価=売却金額 $6,666(約70万円)、損益額は +$2,497(約26万円)、損益率は+59.9%となりました。
投資期間としては2015年から順次となり、具体的に市場平均と比べたわけではありませんが、それよりも良いリターンになったかと思います。
個別で見てみるとヒューレットパッカード(HPQ)、サンコークエナジー(SXCP)、ウェスタンデジタル(WDC)、ホリーフロンティア(HFC)の4社がいずれも株価2倍(=損益率100%超え)となりました。
それぞれの株価が上昇した理由を簡単にまとめるとか下記になります。
- ヒューレットパッカード(HPQ) → 主力のハードウェア(PC) 需要の高まり
- サンコークエナジー(SXCP) → トランプ大統領の石炭回帰戦略による過小評価の是正
- ウェスタンデジタル(WDC) → 主力のメモリ需要の高まり
- ホリーフロンティア(HFC) → 極端に下げていた原油価格の戻り
個別株は「バリュー投資」
投資全体の戦略としてはコア・サテライト戦略を採用、毎月積み立てのインデックスETFをコアとし、割安になっている個別株を購入するバリュー投資をサテライト戦略としています。
バリュー投資の具体的なスクリーニング方法は下記に沿って機械的に行いました。
このスクリーニング方法が100%正しいのかは分かりませんし、利益を出すことが出来たのもたまたま良い時期にあたったということも事実です。
事実一社、セラドングループ(CGI) は不適切会計で株価を大きく落とし損となりましたが、このような自体は財務諸表や株価指標に全く出てこないので予測することが出来ません。
ですがこのように数値で具体的な指標があることで、中々投資の決断が出来ない自分にとっては、機械的に判断することが出来ました。
最近のIT企業は財務諸表だけでは表せない価値を持っているという話も聞いたことがあるので、いつまでこのグレアムの基準が使えるのかは分かりません。
ですか統的企業に対してはまだ使えると思いますので、引き続き個別株は日米ともにバリュー投資をしていく予定です。
米国赴任期間中の総キャピタルゲイン
ついでに米国赴任中の総キャピタルゲインも確認をしてみました。
個別株の利益は上記の通りですが、投資信託の売却損益も含めた額となります。
総キャピタルゲインは $5,060(約53万円)となりました。
米国での投資は2015年から始めていますので、3年間でのトータルリターンとなります。
赴任期間中に投資を始めるのはかなりハードルが高かったですが、行動を起こせたことでこのリターンを生むことができたので、個人的には良くやったなと思います。笑
まとめ
バリュー投資を行っていた個別株は運良くプラスで終わることが出来ました。
今後も基本的にはインデックスでメイン投資を行いつつ、サテライトで個別株のバリュー投資を行っていく予定です。
ここ1年位はバリュー基準に見合う銘柄も無くひたすら待つばかりですが、待つも相場です。
サンプル数は少ないですが、このやり方で利益を得ることが出来ましたので、その時が来たらまた資金を投入できるように準備をしていきたいです。
コメント
MMさん
2月末から約40日間、ハワイでアメリカを感じてきました!
やはり景気良さそうですね。
物価や家賃が上がっている、と多くの人から聞きました。
サンフランシスコではここ数年で土地の値段が倍になり、ハワイに移ってきたという市民権を持つ日本人の人もいました。
今、中国との貿易戦争で株価が振れていますが、まだもう少しはアメリカ株は上がるのかな?と感じた次第です。
様々な視点から記事を書かれていらっしゃいますので、非常に参考になります。
これからも楽しみにしています!
HUKUさん
おーハワイに行かれたのですね!自分は行ったこと無いのですがいつか行ってみたいなと思います。
自分もアメリカで一番感じたのは家賃の高騰で、毎年上がっていましたね。
サンフランシスコは最も稼げる都市である一方、最も生活費が高い都市で、生活も大変という記事をよく見ました。
株価に関しては金利が上がっているので下落基調になると言われていますが、実態経済としては良さそうですよね。ここは中々判断が難しい所です。
すでに帰国した身ではありますが、情報のとり方はわかりますので、今後も少しでもためになる記事を書けたらと思います!
よろしくおねがいします!