こんにちは、兼業投資家、サラリーマンのMMです。
世の中には「予想されるもの」が数多くあります。
仕事で言えば、売上予測やプロジェクトを進めていく上で起こりえる障害の予測、等が考えられます。
投資の世界で言えば、株価予想、為替予想、等があります。
これらの予想というものは基本的には当たらない前提で行動をするようにしています。
予想は外れるもの
予想や予測は、精度を高めるために過去の実績やあらゆるデータを使って算出されています。
ですのである程度確証があるものと言えます。
ですがどんなに時間をかけたとしても基本的に予想は外れるものです。
勿論ある程度精度を上げることは出来ますし、当たることもありますが、ピッタリ当たるのはあくまで偶然になります。
精度を高めるために時間を掛けるのは大切ですが、その精度には限界があります。
そのためある程度までいったら予想が外れたときの対応策を考える方に軸足を移すべきだと考えています。
仕事での予想も外れるもの
例えば仕事で、あらゆるデータを使って今月の売上予想が100万と算出します。
ですが、途中で予想外の出来事が起きてしまって90万円の結果となってしまったとします。
”予想だけ”していたのではこの結果は90万円のまま変わりません。
一方、事前に「売上予想の100万円に届かなかった時には値下げをして販売を伸ばそう」と対応策を考えていれば、予想外の売上減が起きたときに、その対応策を使って売上を100万円と予想通りの結果に出来る可能性が高まります。
プロジェクトでも同じで、予想通り行くと思っていて、それが実際その通り行かないと都度あわてて遅れが出てしまいます。
他の場面においても、仕事での想定や予想というのは大抵外れるものです。
ですので、予想が外れた時の対応策を考えておくことが大きな意味を持ちます。
投資の世界でも予想は外れるもの
投資の世界でも同じですね。
今後経済がこうなる、株価がこうなる、為替がこうなると予想することはできます。
その予想に従って投資を行うことができますが、殆どの場合は予想外になります。
その時に予想だけに時間を割いているとその予想が外れたときに感情的に動いてしまいますが、対応策を考えていれば冷静に対応ができます。
具体的に言うと、為替がドル高円安になるとの予想をもとに投資を行った場合、実際の為替が逆でドル安円高になった場合は、損が発生し、慌てて損切りや取り返そうと思って逆張りをしてしまう可能性が高いです。
事前に為替予想が外れる前提で投資を行っていれば、実際に外れた時も常に冷静に動くことが出来ます。
どのような結果になっても想定の範囲内、と言えるように準備をしておければ問題ありません。
これらは外国為替取引(FX)を行っている時に感じたものです。
予想1割、不足の事態の対策9割
予想をすること自体は楽しくもあるのでつい時間を費やしたくなるのですが、自分としては仕事に関しても投資に関しても誰よりも知識が長けている専門家ではありません。
専門家の予想でも外れるわけですから、専門家ではない僕の予想というのは正確性は相当低く、そこまで予想に時間を費やしてもあまり意味はありません。
そのため基本的に予想1割、不測の事態の対策9割としています。
予想に掛ける時間は極力少なく、予想が外れたときの対応に多くの時間を割くようにします。
これは仕事でも投資でも同じだと思います。
仕事では予想のための作業は素早く終わらして、あとは不測の事態のケースを考えます。
投資では現在の所あまり予想する必要がないインデックス投資とバリュー投資とし、長期投資なので出口戦略を考えることにしています。
投資の予想というのは確かに楽しく、趣味としてはとても面白みがありますが、あくまで資産運用として投資を行っているので、予想はほぼしていません。(予想は出来ない、が正しいです。。笑)
まとめ
予想というのはどんな専門家でも外してしまうものですので、その予想に掛ける時間はなるべく短く、残りの時間は予想が外れた時にどう行動するかを考える、というのが僕のスタンスとなります。
この「予想は外れるもの」は上司がよく言っていた言葉で、自分の人生に大きく影響を与えてくれました。
「予想を当てにいくことは占い師がやること。
占い師になってはいけない。
あくまで予想は手段であり、その手段にとらわれるのではなく、本来の目的を達成すべくあらゆる対応策を考えておくことが大事」
先が見えないものに関してはつい予想にすがりたくなるものですが、予想が当たるというのはほぼ運です。
ギャンブル性を下げ、確実性を上げていくには「予想が外れた時の対応を考えておくこと」が不可欠であると言えそうですね。