BNDより低コスト!シュワブ・US・アグリゲート・ボンドETF【SCHZ】

こんにちは、兼業投資家のMMです。

世界最大の投資信託会社であるバンガードは多くの優良な低コストETFを生み出しており、長期投資家にとっては無くてはならない存在となっています。

米国赴任以来利用している米国オンライン証券大手のチャールズシュワブはETFコストでバンガードと競争を繰り広げていますが、後発であることと特定ETFの購入手数料を無料にしていることから、コスト面ではチャールズシュワブがリードしています。

今回は債券を対象したバンガード・トータル債券市場ETF(BND)のチャールズシュワブ版、シュワブ・US・アグリゲート・ボンドETF(SCHZ)を紹介します。

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BNDとは

バンガード・トータル債券市場ETF(BND)とは、主に格付け上位の信頼性が高い米国債券を組み入れたETFとなります。

債券というと難しいイメージがありますが、債券ETF(BND)の特徴としては値動きが株式ETFよりも小さいこと=安定していることが挙げられ、ローリスク・ローリターンの投資先であると言えます。

バンガード・トータル債券市場ETF(BND) と アメリカの代表的株価指数S&P500をベンチマークとするSPDR S&P500 ETF(SPY)を下記で比べてみます。(参照 Yahoo Finance)

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青がBND、赤がSPYとなりますが、株式であるSPYは債券のBNDを大きく上回るリターンを挙げています。

特筆すべき点はBNDの値動きが安定しているということ、特に赤枠で囲んだリーマンショック時はSPYが大きく落ち込んでいるのに対してBNDの落ちは限定的です。

投資を全て株式で行った場合、暴落が起きると同時に投資に回している資産も一気に減ってしまいます。

そんな時に値動きが堅い債券ETFはその暴落のダメージを軽減させ、反転攻勢するための資金源として活躍してくれるかもしれません。

また配当利回りも2-2.5%を保っていますので、インフレ対策としても利用できそうです。

BNDについては「たぱぞうの米国株投資」を運営されているたぱぞうさんが「バンガード米国トータル債券市場ETF【BND】ディフェンシブ投資の王様」で解説をされているので参考にしてみて下さい。

BNDとSCHZの比較

債券ETFの中で一番低いコストで提供されているのがバンガードのBNDですが、チャールズシュワブのシュワブ・US・アグリゲート・ボンドETF(SCHZ)は更に低いコストとなっています。

下記でリターン、ファンド概要、構成銘柄の比較をしてみます。

チャート(BND vs SCHZ)

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*Yahoo Finance参照

青い線がBND、赤い線がSCHZで青枠がSCHZの設定日以降になりますが、リターンはSCHZの方が若干上回っていますが、基本的な動きはほぼ同じです。

債券ETF同士で比較すると値動きが割りとあるように見えますが、株式ETFと比べるとほぼ動きは無いに等しく、安定した値動きをすると言えます。

ですので、SCHZはBNDとほぼ同じ値動きをすると考えて問題無いとします。

ファンド概要

BND SHCZ
ベンチマーク バークレイズ総合浮動調整インデックス
バークレイズ米国総合インデックス
経費率(信託報酬) 0.05% 0.04%
設定日 2007/4/10 2011/7/14
純資産総額 370億ドル 48億ドル
平均日別出来高 1.9億ドル 0.5億ドル
配当利回り 2.49% 2.39%
配当頻度 毎月 毎月
銘柄数 67 1,702

参照 ETF DB.com

SCHZの経費率は0.04%と債券ETFの中では最も低いコストになっています。

また運用会社がチャールズシュワブということで、チャールズシュワブ証券の口座から購入する場合は手数料無料というメリットもあります。

資産額も後発のSCHZの方が少ないですが、日本円で5,300億円ですので規模としても十分大きいです。

米国の投資サイトである The Motley Fool でも2018年に選ぶべきETFの一つとして選ばれていますので、人気も徐々に高まってきています。

両者とも配当金は毎月となっています。

構成銘柄

BND、SCHZの構成銘柄は下記の通りになっています。

投資先別

VWO SHCZ
国債 45.83% 国債 41.61%
社債 27.59% 証券化商品 28.58%
証券化商品 23.47% 社債 24.29%
現金 2.40% 現金 4.87%
地方債 0.70% 地方債 0.63%
デリバティブ 0.02%

投資先は基本的には両者同じですが、SCHZの方が証券化商品(不動産担保証券等)が多くなっています。

国別

VWO SCHZ
米国 90.93% 米国 92.16%
EU 1.72% EU 1.57%
カナダ 1.34% カナダ 1.16%
英国 1.18% 英国 0.87%
ドイツ 0.81% ドイツ 0.72%
メキシコ 0.65% メキシコ 0.64%
オランダ 0.64% オランダ 0.64%
日本 0.45% 日本 0.50%
豪州 0.42% フランス 0.27%
フランス 0.24% コロンビア 0.22%

国別では大きな違いはありません。

全て米国かと思いきや、意外と他の国も入っていますね。

格付け別

VWO SCHZ
AAA 69.08% AAA 73.80%
AA 3.92% AA 2.68%
A 11.76% A 9.11%
BBB 15.23% BBB 14.40%
BB 0.00% BB 0.00%
B 0.00% B 0.00%
B未満 0.01% B未満 0.00%

格付け別ではどちらもBBB以上の優良債券のみとしていますが、SCHZの方が若干AAA比率が高くなっています。

残存期間別

VWO SCHZ
1-3年 21.17% 1-3年 19.75%
3-5年 17.43% 3-5年 15.34%
5-7年 11.00% 5-7年 9.50%
7-10年 11.28% 7-10年 10.13%
10-15年 3.81% 10-15年 3.56%
15-20年 4.06% 15-20年 4.17%
20-30年 28.27% 20-30年 33.86%
30年以上 2.89% 30年以上 3.10%

15年以上の比率がSCHZの方が高くなっています。

債券は残存期間が短い程値動きが小さくなりますので、SCHZのリターンが少し良いのはより長期の債券に投資をしているからかもしれません。

コストが安いSCHZが有利

上記の通り、SCHZはBNDと同じリターンを得ることが出来ます。

SCHZは経費率もBNDより低く、且つチャールズシュワブに口座を持っている場合は購入手数料が無料です。

そのため少額からも投資ができますし、毎月積み立ててもリターンが手数料負けすることもありません。

ですのでコストが低いSCHZの方がより有利で、投資にも値すると考えます。

防衛的投資家に債券投資は必須

世界的投資家であるウォーレン・バフェットの師とされるベンジャミン・グレアムは大きな失敗や損失を避けるタイプの投資家を防衛的投資家と称しました。

自分も投資をやっていながらお金を減らさないことに重きを置いています。

その防衛的投資家にとって安定している且つ株式相場暴落時の緩衝材となってくれる債券への投資は必須と言えます。

個別債券は一口が高かったり、分散投資ができにくかったりしますが、その点ETFであれば分散投資、流動性という意味でも個人投資家に合っています。

ベンジャミン・グレアムは「防衛的投資家は株式と債券の比率25~75%の間で持ち合う」ことを提唱していましたが、我が家も毎月積み立てを行い、25%の比率にすることを目指そうと思います。

債券の利回りは年々低下しているため債券投資は本当に投資に値するかは議論になる所ですが、個人的には株式市場下落を考えるとポートフォリオに入れておきたい投資先だと考えています。

投資においてはリスクを常に考慮しておきたいですね。

米国在住者にはチャールズシュワブ証券がおすすめです。

こんにちは、兼業投資家のMMです。 アメリカ赴任後も現地の米国証券会社に口座を開き、資産運用を行っています。 ...

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