こんにちは、兼業投資家のMMです。
「卵は1つのカゴに盛るな」
投資をやっている人であれば一度はこの格言を聞いたことがあるかもしれません。
卵を1つのカゴに盛っているとそのカゴを落としたら卵が全て割れてしまうという意味から転じて、投資においても1つの銘柄に財産を集中させるのではなく、分散させることでリスクを減らすことが良い、という意味になります。
この格言の通り、投資においてはなるべくリスクが減らせるやり方を実践していますが、思い返してみると僕は無意識に子供の時から人間関係においてもリスクヘッジを掛けていました。
と言っても大それたものではなく、自分の居場所を一カ所だけにしない、ということを実践することで、そのコミュニティへの依存度を下げるというやり方です。
昔からリスク回避型の性格で、あらゆることにリスクヘッジを掛けていましたが、人間関係のリスクヘッジは日々を楽に過ごせることに繋がります。
そこで僕が幼少期から現在までどのように人間関係にリスクヘッジを掛けてきたかを紹介しようと思います。
小・中・高時代の人間関係のリスクヘッジ
小、中、高の時は基本的にはクラスというものがあり、そのクラスが小中高生にとっては最大のコミュニティになります。
殆どの時間をそのクラスに費やし、人間関係もそのクラスの中が殆どになります。
そしてクラスの中でもグループが存在し、そのグループ内で過ごす時間が多くなります。
世界が一つのコミュニティで完結するのは楽である一方、そこでの人間関係が崩れると一気に居場所が無くなり、精神的にも厳しくなります。
当時はこのような状況を言語化は出来ていませんでしたが、何となく同じ所にずっと留まるのは良くないと感じ、クラス以外でも居場所を作るようにしていました。
クラスの中でも仲の良いグループはありましたが、基本的には特にどこかに属するわけではなく、どこにでも適用できるようにすことを意識していました。
やっているスポーツのチームや、習い事のコミュニティ、クラス外での友達など、普段の居場所と別の居場所を作ることで、一カ所に依存しないようにしてきたと思います。
小学校から野球をやっていたので、小学校以降は野球というクラス外の大きなコミュニティがあったおかげでクラスの人間関係への依存度がかなり少なかったと思います。
万が一どこかに居づらくなったとしても他の居場所があるという心理的余裕ができ、人間関係のストレスが一つの居場所しかない場合に比べて大きく軽減できてきたのではないか、と考えています。
大学時代の人間関係のリスクヘッジ
大学になると小中高までのクラスのような一つで閉じたコミュニティがあまりなく、自分の好きな人たちとだけ関わることができたので、とても人間関係が楽な時期でした。
それでも一つのコミュニティにだけ依存するのは良くないという考えのもと、ゼミ、サークル、バイト、地元、といった感じで引き続き居場所を複数作るようにしていました。
大学時代というのは基本的には人間関係のリスクヘッジは必要ないかな、と今でも思いますがしておくに越したことは無いですね。
社会人の人間関係のリスクヘッジ
企業に就職した場合、会社は毎日同じ人と顔を合わせる事から、小中高のクラスに雰囲気がとても似ています。
居場所が自分の職場だけになってしまうと万が一そこが嫌になったときに多くのストレスを抱えることになってしまいます。
なので就職してからも、職場だけが居場所にならないように心掛けてきました。
地元でのコミュニティや、大学の時の友達、会社の野球部に所属をして、職場外での居場所を意図的に確保していました。
職場が同じだとスケジュールが組みやすかったり、同期同士だと状況が似ていることから、集まりやすいことは確かです。
ですが昔からどこか一つのコミュニティに依存するのが良くないと思っていたため、職場の集まりは程々参加にしていました。
そしてアメリカに来てからも人間関係が会社の人達だけにならないよう、他で居場所を作るようにしています。
社会人ほど人間関係のリスクヘッジを
コミュニティに多く所属することが良いわけではありませんが、少なくとも一つよりは二つの方が良いと考えます。
特にサラリーマンの場合、居場所が会社だけになるとストレスが増します。
収入も会社からの給料のみ、人間関係も会社だけ、となってしまうと会社への依存度が大きくなり、公私がうまく分けられず、ストレスが溜まってしまいます。
自分の居場所が職場以外にあるということが、会社への依存度を下げてくれます。
収入も会社給料以外があればもっと会社への依存度を下げられます。
事業を起こすこと、いつでも転職できる状態にしておくことがそれに当たりますね。
社会人のストレスは殆どが会社生活ですので、そのストレスを出来るだけ下げ、楽しく毎日を過ごしたいですね。
人間関係のリスクヘッジと言っても、現実に何かコミュニティに所属するだけが全てではなく、今はSNSでも関係が構築出来ますのでそれも一つの手段です。
もちろんどのコミュニティにも所属しないという選択肢もありですね。
まとめ
日々生活していく上では人との関わりは不可欠であり、殆どの人が何らかのコミュニティに属しています。
所属するコミュニティが1つであれば、そこでの関係が崩れると居場所がなくなってしまいます。
またそこしか居場所が無いと、嫌われないようにと意識して、本音が言えなかったり、息が詰まったりしていまいます。
ですが他にも居場所があると、ここがダメでもあっちがある、とある種開き直れるので、精神的には良いですね。
そしてその方が自分らしさも出すことができます。
人間関係もリスクヘッジを掛けて、楽に生きていきましょう!