こんにちは、兼業サラリーマンのMMです。
「今現在もらえる1万円と、一年後にもらえる1万円はどっちが価値があるか」
このような質問を見たことがある方もいるかもしれません。
回答しては現在もらえる1万円の方が価値がある、で理由としては例えば年利3%で運用すれば1年後には1万300円になっているとか、インフレ率が2%であれば1年後の1万円は9800円の価値しかないとか、になります。
この話はまさにその通りで納得できますね。
ですが個人的に、この時間とお金の話を大学生と社会人に置き換えたとき、その価値の差は上記の金額の何倍にも膨れ上がると思っていて、今でもそう思っています。
大学生の時の1万円は社会人の5万円、もしくはそれ以上の価値があると思っています。
そう思う理由を自分の経験から述べていきます。
大学生には「自由」と「時間」がある
一般的に大学生は、他の学生や社会人と比べて圧倒的に自由と時間があります。
高校生までと違って制約は一気に減りますし、授業の時間割りや課外活動などもある程度自分で決められる裁量権があります。
そのような自由があるとやりたいことが多く出てきます。
自分自身の大学時代を思い出しても色々とやりたいことはありました。
- 英語の勉強がしたい
- 47都道府県を制覇したい
- 海外旅行に行きたい
- 全国のラーメン二郎に行きたい
- 全国のロックフェスティバルに参戦したい
- 球速130km/hを出したい
- 漫画をたくさん読みたい
- 一日中寝ていたい etc…
社会人となった今でもやりたいことはありますが、それでも大学生の時の方が色んなことへのモチベーションがかなり高かったと思います。
モチベーションは行動力の源ですね。
大学生は「お金が無い」
自由と時間とモチベーションがある大学生は「お金が無く」、その行動を大きく制限されます。
そのため、大抵の人は時給制のアルバイトをします。
僕自身もバイトをしていましたが、週3-4日、一日5-8時間で月7-8万円の給料を貰っていました。
当時の時給は1,000円で結構良いなと思っていましたが、何かとお金が掛かる大学生は飲み会やら旅行やらですぐにお金が無くなってしまいます。
色々とモチベーションがあり、行動力がある時期にお金が理由で行動を制限されてしまうというジレンマがあります。
将来の自分からお金を借りる
ドラえもんの道具で未来小切手帳というものがあります。
小切手に金額とサインをすると銀行口座にお金が無くても使用できるというものですが、実は将来の自分に請求が行く道具になります。
大学生の時よく考えていたのが、「将来社会人になれば今よりお金があるはず。だから未来小切手帳で将来の自分からお金を借りたい。」です。
当時は、受験の時に英語を頑張ったので将来的に英語が話せるようになりたいと考え、1ヶ月の短期留学をしたいと考えていました。
ですが、その時の費用は40万円、とても自分のバイト代では足りないしあきらめるしか無いかと思っていた時に未来小切手帳をヒントに、当時借りていた奨学金の月額を引き上げることにしました。
今思えば後先を考えないリスクのある行動だったなとは思いますが、この時の行動が今の自分を形成していると言っても過言ではありません。
大学生ながらに、社会人になってからのお金よりも大学生の今のお金の方が価値があると考え、将来の自分から借金をする決断をしました。
大学生の自分が使ったお金を払う今
今現在も奨学金を返済していますが、この返済金額の中には将来の自分から借りると決めた短期留学の資金も含まれています。
大学生ながらにとても良い判断をしたと思います。
現在の毎月の小遣いは約2万5000円ですが、あまり使わないので大抵余ります。
むしろこの余ったお金も当時の自分に渡せたら、きっと今の自分より良いお金の使い方をするのではと思います。
時間もやる気もある大学生時代の1万円はやはり社会人の今の5万円、個人的な感覚では10万円分位に相当するかもしれません。
大学生にベーシックインカムを
個人的には大学生にベーシックインカムを導入するのは面白いのではないかと思います。
世間の流れにも敏感ですし、消費欲も多いので経済的にも良い効果が出そうですし、貴重な時間をお金で制限されることも少なくなるかもしれません。
若者は社会を担う原動力になりますので、多くを経験できることはきっとプラスになると思います。
まとめ
まとまりの無い文章になってしまいましたが、若い時に使うお金はその後使うお金よりも貴重で価値のあるものだと思います。
将来の自分から借金をする方法はおススメ出来ませんが、何とか若い世代がお金で行動を制限されることなく、やりたいことが出来るようになれば良いなと思います。
実際やるとなると自分で基金を設立して給付型奨学金制度にするしかないですかね。。