こんにちは、家計管理が趣味のMMです。
家計管理とかお金に関することを考えることは、世間一般的には少し面倒なことと思われていますね。
確かに毎日の支出を記録したり、1年間の収入支出を予測して予算を立てたり、どうすれば収入が増えるか等、考えるのは大変です。
ですが、日々暮らして行くということは「お金を稼ぎ、使う」ということ、人生を考えることはお金を考えることと言えますので、家計を管理するというのはとても大事なことだと思います。
それでもやっぱりつまらないと続きませんので、何とか楽しくしたいところです。
僕は家計を楽しくするためのちょっとしたコツとして、日々の家計の営みを会社経営と考えるようにしています。
全ての人にこれがウケるとは思いませんが、投資をやっている人、財務・経理・会計の職についている人、会社の組織に詳しい人にはウケるので無いかと考えています。
家計も会社も経済活動の主体という意味では本質的に同じですので、共通点も多いはずです。
それでは僕が実践している家計を面白くするちょっとしたコツを説明していこうと思います。
目次
知っておくべきビジネス用語 (会社役員の役職)
家計を会社経営と見なす上で、会社役員の各分野の最高責任者の名称を知っておく必要があります。
これらの肩書きが家族のメンバーの役割となりますので、重要です!
CEO (Chief Executive Officer) = 最高経営責任者
経営方針や経営戦略、中・長期計画といった計画の責任者であり、会社の舵取り役です。
社長や会長にあたります。
COO (Chief Operating Officer) = 最高執行責任者
CEOの決定した経営方針や経営戦略、中・長期計画を実行に移す責任者になります。
CEOに次ぐナンバー2になります。
CFO (Chief Financial Officer) = 最高財務責任者
財務・経理面の責任者であり、これらの面からCEO、COOをサポートします。
CMO (Chief Marketing Officer) = 最高マーケティング責任者
マーケティングに関する施策の責任者になります。
自社の強みを分析し、売れる仕組みを構築します。
CPO (Chief Procurement Officer) = 最高調達責任者
調達、購買の責任者になり、高品質なものを適切な価格で購入することを求められます。
Executive Advisor = 相談役
企業運営をアドバイスする立場になります。
会社役員の役職を家庭内に当てはめる
家計を会社経営とみなすために、会社役員の役職を家庭内の仕事に割り当ててみます。
CEO ⇒ 家計方針、予算、中長期計画の作成係
CEOは家計に当てはめると家計方針、中長期計画の作成に当てはまります。
家族の将来に関わる計画全般と言い換えられますね。
居住地候補の選定や、子供の教育費の見積もり、家計の好転案等ある程度長いスパンでの戦略が求められます。
COO ⇒ 家庭の運営全般係
家計方針、予算、中長期計画の遂行を行います。
日々の家庭運営において最も重要なポジションとなります。
CFO ⇒ 家計簿記録係
家計簿を記録することで、支出管理を正確に把握することが出来、毎月の予算との実績管理を行います。
またこのデータを基に予算改定や新たな予算作成に繋がります。
CMO ⇒ 勤労係
働くことにより家計に必要な収入を得る役割になります。
また家族メンバーの強みを把握し、その強みを活かした労働力を影響し、収入を得られるよう促します。
CPO ⇒ 買い物係
良いものを安く買うことで支出を抑えます。
生活をしていくためには買い物は不可欠です。
Executive Advisor ⇒ 相談係
相談に乗ることで家庭運営を円滑にします。
各役割を我が家にあてはめる
今までの前提を基に、我が家では家計をこのように株式会社に置き換えて考えています。
MM家株式会社
【会社名】
MM家株式会社
【業種】
人材サービス (MMを会社に派遣することで売上を立てている)
金融 (MMの投資により売上としている)
【オーナー】
MM家(100%大株主)
【従業員】
・MM CEO兼COO
〈主な業務〉: 中期計画、長期計画作成、労働力の提供・投資により収入を得る
・妻 COO兼CFO兼CPO
〈主な業務〉: 家事全般、会計業務(家計簿)、 調達(買い物)
・息子 Executive Advisor
〈主な業務〉: 両親を癒やす
役割に人を当てはめることでやることが明確に
それぞれの役割に人を当てはめていますので、アメリカ型企業のようにやることが明確になります。
ですが、今の我が家は海外赴任というちょっと特殊な状況のために役割を明確にできている所もあり、日本に帰ったらまた考え直す必要があります。
妻も復帰して働く予定ですで、僕も今よりもっと家事を行う必要があります。
誰がお金を稼いでも家のもの
昔テレビや漫画とかでよくある夫婦喧嘩の決まり文句が「誰が稼いだ金だと思っているんだ」というものがありましたが、家計を株式会社と見た場合、そのような考えは出てきません。
誰が稼いでも、そのお金は家のものであり、個人のものではありません。
一回家に入って、小遣いとして来た分は個人のものといえますね。
会社でも売上を伸ばす部門は営業になりますが、営業が売り上げたからといって他の部署の人には給料を渡さない、なんてことは無いですよね。
考え方はそれと同じです。
まとめ
自分で言うのも何ですが、中々おもしろい考えだと思います。
企業も家計も、人が居て運営を行っているという意味では同じですので、意外に会社の役割も家庭にしっくり来るものです。
家計を企業運営と考えると学ぶことも多いですし、経営の実践の場と捉えることも出来ますね。
家庭運営を会社経営とみなすことで、少しでも家計管理を楽しくしていきましょう。