外資企業にあるFP&A(ファイナンシャルプランニングアナリシス)ってどういう職種?

こんにちは、MMです。

今年日系企業から外資企業への転職をしましたが、FP&A(ファイナンシャルプランニングアンドアナリシス)という職種に就いています。

このFP&Aという職種、外資企業では一般的ですが日系企業では殆どなく、そのため日本語での情報も非常に限定的になっています。

転職活動で初めて面接を受けた時、自分の理解しているFP&Aと実際に働いている人の考えに差があり、急いで勉強をし直しましたが日本語で欲しい情報が無く、英語で必死に調べました。

今後自分と同じような経験をする人が出てきた時のために、その時に調べたFP&Aの情報を今の経験と共に記しておこうと思います。

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FP&Aとは

FP&Aとはファイナンシャルプランニングアンドアナリシスの名前の通り、財務・事業分析(Analysis)、計画立案(Planning)、着地予測(Forecasting)、レポート作成(Reporting)の4つの業務を柱とするファイナンス職になります。

具体的に言うと、企業にはお金を稼いでくる事業部(ビジネスユニット)という組織がありますが、そこのトップである事業部長のビジネスパートナーとして財務データの共有(P/L管理)、ビジネスを成長させるためにはどうすれば良いかのアドバイスを行います。

会計には過去の経営結果を表す財務会計(Financial Accounting)と将来の経営のための事業判断に使われる管理会計(Management Accounting)がありますが、FP&Aは管理会計を主に扱います。

近年は財務会計のAI化で経理を置かない企業も増えていることからFP&Aも一部財務会計を見ることがあります。

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日本企業ではどの職種が近い?

事業企画や経営企画、経営管理の職種が割りと近いかと思いますが、これらの職種は事業部の中にあったり、逆に組織が遠すぎて事業部を動かすのが難しいという問題もあります。

一方外資でのFP&Aは事業部とは完全に独立した存在であり、また経営層であるCFO、CEOのラインと近いこともあり事業部に対しても発言力を持っていることが多く、事業部からも信頼される立場でもあります。

もちろんその分責任が大きいこともあります。

日本企業出身の自分としてはここの文化の違いや感覚を掴むのに最初はとても苦労をしました。

外資でのFP&Aは事業部に対して本当にこれをやることでビジネスが上手く行くかの監査(Audit)の役割も持っていますので、ビジネスに対する理解が必要とされます。

どういう経歴の人がFP&Aになる?

自分の周りや転職活動を通して話した限りFP&Aの人の経歴としては下記のパターンが多い印象です。

  • 海外大学卒業
  • 海外大学院でMBA取得
  • 外資でのファイナンス経験有り
  • コンサルティング出身
  • (投資)銀行出身

これを示すことでFP&Aへのハードルを上げたいわけではなく、こういう経歴の人が多いという事実になります。

実際上記の何一つ当てはまっていない自分でも何とかオファーを貰うことが出来ましたが、転職活動を行っていく上で徐々に上記の事実を理解していて怖気づいてしまった面もありました。

ただこれらの経歴が必須ということでは全くなく、FP&Aという職種をこれらの人が知っているから多いということだと思っています。

実際に自分も米国赴任中に将来転職するかもと思い書いた記事でFP&Aを知り、応募しようと思いました。

(参照記事:外資系企業(アメリカ企業)への転職時に求められるスキルまとめ)

個人的に意外だったのが経理やアカウンティング経験者、CPA(米国公認会計士)といった経歴の人が殆どいなく、FP&A経験がある人やマーケティングや他の職種の人はMBAを経てファイナンス職に変わっている人が多いことです。

求められるスキル

必要なスキルは3つ、英語力、データ分析力、そしてファイナンスビジネスパートナーとしての認識です。

英語力

外資でのFP&Aはマネジメント層とのやりとりが多くなるため公用語が必然的に英語になります。

ネイティブレベルの英語が必要なわけではなく、メールのやり取りを英語で出来ること、意思疎通が英語が出来れば問題有りません。

データ分析力

またFP&Aでは大量のデータ(ビッグデータ)を扱うことがあるのでExcelが得意であること、SQLが出来れば尚良し、タイピングの速さもプラスになります。

ビジネスパートナーとしての認識

個人的に最も重要かつ苦労をしたのがビジネスパートナーとしての認識です。

実は転職活動で一回目の面接を行うまでビジネスパートナーという言葉を知りませんでしたが、これを理解することでその後の転職活動の軸が固まりました。

事業部長のビジネスパートナーになるとは単に財務、会計の観点からアドバイスをすることではなく、いかに実行に結び付けられるか=信頼を得られるか、になります。

下記は今でも自分のGoogle Driveに残る転職活動中のメモになります。

◆Business Partnerとして必要なこと
・データ分析それだけでなく、結果へのコミットメントと深いコミュニケーション(マネーボールより) = 経営における物語の重要性とコミュニケーションの科学
・アドビCFOのマークギャレット氏組織行動学のMBA。数字の話をする時もわかりやすく=翻訳者。
机上の空論にならず、いかに行動につなげるか、つなげられるかを理解していくことが重要です。

ハードだが市場価値は高い

FP&Aは事業部が行っているビジネスを理解していかに成長させるかのアドバイスをしなければならない一方、ファイナンス側でも業務もあります。

そのため双方にレポートをする必要があるため中々ハードであることは事実です。

ですが一緒に働く人が少しレベルが事業部長と高いこと、英語+ファイナンス経験があることは労働市場でも価値があがりやすいと言われています。

他の会社に移りやすいという背景があるからか、どこの会社もなるべく長く働いているように労働環境は整備されている、もしくはしようとしている所が多い印象を受けています。

具体的には完全フレックスや制限無しのワークフロムホーム(テレワーク)等です。

FP&Aから他の職種への道もまたあるようなので、挑戦してみる価値はある職種だと感じています。

まとめ

自分なりに情報が少ないFP&Aについて書いてみました。

最近の若い日本企業でもFP&A職がある所も出てきているので、今後更に一般的になると思います。

転職活動の時に思いましたが、やはり知っているか知らないかの違いはとても大きく、色んな職種を知ることで自分なりにスキルを身に着け、それが人生のリスクヘッジになります。

もしFP&Aに興味がある方がいればぜひこの記事を活用してもらえればと思います。

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