こんにちは、MMです。
現在アメリカに海外駐在をしているのですが、「海外駐在」と聞くと一般的にはお金が貯まるというイメージがあると思います。
僕自身も実際に海外駐在をするまでは結構お金が貯まるかなと思っていました。
「海外駐在をした場合に年間どのくらい貯金ができるのか」は気になるものですが、意外にインターネット上にも無いものです。
そこで海外駐在期間が3年半経過した当事者として、どのくらい貯金が出来るのかと、ネット上にあった海外赴任経験者の貯金額を紹介してみようと思います。
目次
自分の場合 (赴任国:米国 赴任期間:27歳〜32歳)
まず僕自身の場合です。
赴任国はアメリカ、海外赴任当時は入社5年目の27歳、任期予定は5年、帰国予定は32歳になります。
駐在期間中の総資産推移は下記の通りになります。
2013年6月 | 2013年末 | 2014年末 | 2015年末 | 2016年末 | 2017年末 | 2018年3月 | |
総資産額 | ¥2,620,000 | ¥4,993,700 | ¥7,787,000 | ¥11,319,000 | ¥15,089,000 | ¥18,952,200 | ¥19,705,000 |
対前年 | – | ¥2,373,700 | ¥2,793,300 | ¥3,532,000 | ¥3,770,000 | ¥3,863,200 | ¥752,800 |
アメリカ赴任は2013年4月でしたが、総資産管理を始めたのが6月からですのでそこからのスタートになります。
我が家の場合は年間340万円の貯金
2013年6月時点での総資産額は260万円、予算上は帰国予定の2018年3月には 1,970万円となっていますので、5年間で1,700万円貯めたことになり、1年間で340万円貯金が増えている計算になります。
1,970万円の内、550万円程が米ドルの予定で、日本円は1,400万円程になります。
予算上は為替レートは1ドル=100円で考えています。
一般家庭で考えると年間230万円の貯金
海外駐在員の場合、現地国給与と日本での給与(手当)があると思いますが、基本的に現地国給与は生活費になるので、努力しない限り貯金をすることが難しいです。(特に物価の高い欧米では)
周りを見ると日々の生活や旅行等で現地国給与を使い切るパターンが結構多いですが、我が家の場合はかなり厳しめにやっていることから、5年間で550万円の貯金が出来る予定です。
つらくなるほど節約をしているわけではありませんが、他の人と比べると圧倒的に支出を抑えていて、人によってはせっかく海外にいるんだからもう少し使えば、と思われるかもしれません。
なので一般的には僕と同じ条件の場合、5年間で貯まる金額は日本に振り込まれる分の 1,150万円、1年間では 230万円と言えます。
これって多い?少ない?
年間340万円もしくは230万円の貯金って多いでしょうか?少ないでしょうか?
確かに多い金額ではあると思うのですが、共働き夫婦から見るとこの金額って達成できない数字ではないと思います。
我が家の場合で見ると海外駐在をしたからと言って貯金額が大幅に増えたとは言えないです。
それでも海外赴任中は医療費が掛からなかったり、英語を勉強できる環境があったり、日本に住んでいたら行けないような所に旅行に行けたりと、数字には表れないお得なこともあるので、得することもかなり多いと思います。
他の駐在員のケース
海外駐在員の平均貯金額とかのデータが分からないので、ネット上にあった発言を紹介してみようと思います。
あくまでネット上ですので真実かどうかの確証は得られないのですが、参考程度には良いかと思います。
調べた限りでは海外駐在員の貯金額に言及していたのは2009年の発言小町と2015年のインターエデュでしたので、それらから5件引用してみます。
赴任国:アジア 年間貯金額:250-300万円
こんにちは。アジアの某国に駐在中のものです。
よく駐在から帰ったら高級マンションを買った!とか駐在中は貯め時と聞きますが、我が家はなかなか貯まりません。
理由は、子供がインターナショナルスクールに通っている(日本人学校があるため日本人学校の費用しか会社からいただけません。でもせっかくの機会なのでという思いが大きいです)、メイドを雇っている(夫の出張が多くセキュリティなどのためにも雇っています)などの理由のほか、気づけば贅沢な生活を楽しんでしまっています。
外食も多いですし、休みとなれば海外旅行など、、、。あと野菜もこだわってオーガニックを買ったりしていますし。
過去のトピを見ると年間500万!などとありますが、我が家は250万~300万の貯金というところでしょうか、、、なんだか日本にいるときとあまり変わりません
貯金額としては我が家と同じくらいです。
ですがインターナショナルスクールに通っていたり、外食や海外旅行の感じを見るとおそらく我が家より150~200万位多いと言った感じでしょうか。
アジアだと物価が安かったり、手当が多く出るために貯金しやすいという話を聞いたことがあります。
赴任国:アジア 年間貯金額:750万円
夫はメーカー勤務、赴任地はアジア地区で物価は安かったです。
3年家族帯同で、その後1年は単身赴任でした。
現地給だけでも、確か3分の一くらいで充分生活出来ました。
(日本の銀行口座には、円で給与が振り込まれ続け、こちらは手付かず。)
子供の学費、家賃や光熱費、習い事は負担して頂けました。
年に1回しか帰国の費用は出ませんでしたが、夫のマイレージが充分たまっていたので
そちらを使うこともしばしば。
毎年リゾート地へ旅行に行き、結構贅沢させてもらいました。
周りもそうでしたので、特別なこととも思わず…
夫が帰国してから聞いたら、4年で3000万円強は貯まったそうです。
4年で3,000万円ということは1年で750万円になります。
赴任国、赴任者の年齢、役所によって給料、手当はかなり変わると思いますが、かなり多い例かと思います。
1年で750万円貯められたら5年いたら3,750万円。。家買えてしまいますね。
赴任国:途上国 年間貯金額1,200万円
我が家は、駐在って本当にお金が貯まるんだ、と驚いているパターンです。
子供がいないのでお金が掛からないのが大きいです。(そろそろ欲しいと思っていますが)また私も日本で働いていた会社の系列会社で、日本の給料で働かせてもらっているので、生活は全て私の給料で賄っています。とは言っても、住宅、光熱費などに加えて、メイドさんも会社の福利厚生の一環なので生活費がほとんど掛かりません。
ですので年に2回海外旅行に行って(去年はデンマークと韓国に行きました。+日本に2回帰国)、週に3,4回外食をしても、年1200万程貯まっています。
途上国での駐在ですので、その分不便やストレスもありますが、それを差し引いてもこれだけお金が貯まるのであれば、3,4年我慢してもいいなと思っています
この方はかなり特殊な例で、海外赴任中も共働きが出来ていたようです。
年間1,200万円というのは調べた中では一番多かったです。
赴任国:アメリカ 年間貯金額:600万円
在米6年目です。5年で約3千万弱貯めました。
でも、これは我家は年齢差のない子どもが3人いること。日本に帰国する頃は、高校・大学受験、或いはアメリカの大学受験など、先にかかるであろう費用を考えてのことです。
周りは、やれ旅行だ、宝石だ~、ブランド品のバーゲンだ~外食だ~と華やかですが、我家は我慢我慢です。子ども一人に付き最低1千万と考えているので、あとちょっと、、、やっと先が見えてきました。
旅行も車やマイレージを使っての貧乏旅行・・・日本の友達には大きな家に住んで優雅に暮らしてるのでしょう~と思われながらも、実情は日本にいたころの方が外食も旅行も多かったような気がします。
まあ、子どもが大きくなるとなかなか一緒に旅行も喜んでは行ってくれなくなりますし、必然的に貯める派になりました。
この方はかなり切り詰めていたようで、親近感が湧きます。
子供の教育費用のことを考えて貯めていたようで、支出管理をしっかりされてた印象です。
赴任国:北米 年間貯金額400万円
1回目の赴任で北米に6年、子供が小さかったのでディケアに
月1000ドル近く払いながら遊びほうけていました。
帰国時のアメリカの銀行口座には150万円くらいで日本の口座には1千万円近く貯まっていました。
日本では家のローンも払っていたのでローンがなければもっと貯まっていたのでしょうね。
2回目の赴任はすでに5年が経過していますが
もう全く遊ぶこともなく子供達の為の進学資金をためています。
1回目のときより待遇がものすごく悪くなり思っているほど貯まりません。現地でも教育費がかさんでいるのも原因です。
日本の口座には今回の赴任だけで2千万弱が貯まっています。
今、特にメーカーは待遇も良くはないので将来に向けて
堅実に貯金されることをおすすめします。
とはいうものの私も駐在生活を満喫した末に出した結果なので
ほめられたものではないんですが。
2回赴任を経験されている方ですが、1回目より待遇が悪くなっているとのことです。
その経験を踏まえて支出管理をしっかり始められたようです。
途上国ほど貯まりやすく、先進国ほど貯まりにくい
色々調べてみると物価の安い途上国ほど貯金額が増えやすく、物価の高い先進国ほど貯金が増えにくいという傾向があるようです。
これは海外駐在員の給料の計算上そうなってしまうようです。
また途上国の場合は手当が多いことも貯金が増える要因の一つとなっています。
その分大変なことも多そうです。
海外駐在員の待遇は昔ほど良くはない
昔は海外駐在をすると家が建つと言われていた位待遇が良かったようですが、今はそんなことは無い所が殆どのようです。
それでも給料自体は上がりますし、諸々の手当や福利厚生がありますので、昔の待遇を知らない僕としては結構良いのでは、と思います。
それでも昔を知っている人からすると今はそこまでオイシイものではないようです。
海外赴任中に貯金が出来るかどうかは支出管理に掛かっている
いくら収入が多くても、その分使ってしまってはお金が残らず貯金をすることが出来ません。
もちろん赴任地やその人の立場によって、現地の給料を使い切っても日本の口座への振込だけでかなりの貯金が出来る人もいると思いますが、今後は現地給料をどれだけ貯められるかが海外駐在中の貯金額を増やす鍵となりそうです。
いくら待遇が悪くなったとは言え、それなりの収入はあるはずです。
収入が多ければ支出を減らせばその分貯金に回すことが出来ます。
そのためには家計の支出管理をしっかり行っていくことが必要です。
せっかく海外駐在で収入が増えるのであれば、その期間中になるべく貯金を増やしておきたいですよね。
そうできるように支出のメリハリをつけていくことが重要になります。
海外赴任のお金に関する記事は以下も参照してみてください。
コメント
ブログ移転、おめでとうございます!
もうすでにいろいろな記事がアップされているんですね。
これからもレベルの高い記事を楽しみにしております。
Toppy38 さん
有難うございます!
はい、今後ともよろしくお願いします!
ブログ移転おめでとうございます!
すべて読ませていただきました!!
これからもMMさんの視点からの記事を楽しみにしております!
t.tさん
ありがとうございます!
少しでもためになる記事を書けたらなと思います。
お互い頑張りましょう!
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