投資は損をするから危ない?そんな人に薦める「防衛的投資家」という選択

こんにちは、兼業投資家のMMです。

僕が投資を始めたのは2011年ですので、かれこれ6年以上投資家をやっています。

以前は生粋の節約家気質であることと、リスクを極端に嫌う性格でしたので、投資とは全く無縁の生活を送っていました。

むしろ投資=ギャンブルだと思っていましたので、大損する怖いものという認識でした。

ですが紆余曲折を経て、投資による資産運用を行うに至っています。
(参照記事 : 投資を始めたきっかけを振り返ってみる)

僕自身も最初は自分の資産が減る可能性ある投資が怖くて一生やらないものと思っていましたし、そう思う人が多いのも理解が出来ます。

一方で経済成長をし続ける前提の資本主義社会においては物価の上昇(インフレ)というものが毎年起き、タンス預金、銀行預金では資産が実質目減りしてしまうことから、自分の資産を守る意味でも投資による資産運用が必要と考えています。

実はリスクを嫌う人ほど投資に向いており、そのことは世界一の投資家であるウォーレン・バフェットの師、ベンジャミン・グレアムが「防衛的投資家」と名づけ、多くの人がそのやり方を踏襲しています。

今回は投資が怖いと思っている人におススメしたい「防衛的投資家」について紹介します。

スポンサーリンク
レグタングル(大)広告

ベンジャミン・グレアムとは

まず始めに防衛的投資家の名づけの親、ベンジャミン・グレアムですが、世界的な投資家をウォーレン・バフェットの師として有名な投資家です。

ベンジャミン・グレアム(Benjamin Graham, 1894年5月8日 – 1976年9月21日)は、アメリカ合衆国の経済学者。今日でもよく「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」と呼ばれるプロの投資家であった。

グレアムが最も知られているのは、億万長者の投資家ウォーレン・バフェットの育ての親としてであろう。バフェットはコロンビア大学でのグレアムの教え子の中で唯一A+をもらった生徒である。他によく知られているグレアムの生徒にはウィリアム・ルアーン、アービィング・カーン、ウォルター・シュロス、チャールズ・ブランデスがいる。

バフェットはグレアムを堅固な知的投資の骨組みを確立した人物として信頼し、グレアムを父親に次いで影響力のある人物であると語っている。グレアムはバフェットとカーンに多大な影響を与え、彼らは自らの子供をグレアムと名付けている。また、1938年の彼の国際商品準備通貨構想はジョン・メイナード・ケインズのバンコールに大きな影響を与えた。

-ウィキペディアより

彼の著書である「賢明なる投資家」はウォーレン・バフェットが投資書籍としては最高のものと称しており、今なおアメリカ投資界でも大きな影響力を持っています。

僕個人としても「賢明なる投資家」を投資のバイブルとしており、投資手法も基本的にはベンジャミン・グレアムのやり方をそのまま実践しています。

積極的投資家と防衛的投資家

グレアムは「賢明なる投資家」の中で投資家を積極的投資家防衛的投資家の2種類に分けています。

積極的投資家とは

積極的投資家とは、平均を上回る運用を目指しており、そのための手間と時間を掛けることを惜しまない投資家のことを指します。

市場平均を上回る手法としては、将来性のある業界を選び更にその中で最有望の企業を選ぶ、という考え方が主流でした。

過去の一定期間においては特別な技術や努力の見返りとして平均以上の利益を期待することが出来ましたが、「賢明なる投資家」が出版された1949年の時点で、費やした時間と努力の見返りとして市場平均を上回る確約は無いとしています。

その理由としては下記2つを挙げています。

  • 疑う余地なく成長するビジネスに投資したとしても、利益が約束されるわけでは無いこと
  • 投資家たちは将来性のある産業の将来性の高い企業を見つけたとしても、集中投資するための信頼できる術を持たない

グレアムは、積極的投資家に対しては企業価値を大幅に上回る価格の株には手を出してはいけない、との立場を取っています。

防衛投資家とは

防衛的投資家とは、大きな失敗や損失を避けることに最大の関心を持ち、次いで頻繁な投資判断、努力、不快感、から逃れることを重視している投資家を指します。

受動的投資家とも称し、安全且つシンプルな投資を好む人とも定義をしています。

なるべくリスクを避ける一方で、しっかりと企業の価値判断を行うことで、本来の価値以上の値段がついているものは購入せず、市場平均を目指すというスタンスを取ります。

現在であれば、インデックス投資家やバリュー投資家が防衛的投資家に近い存在です。

防衛的投資家の特徴

大きな失敗や損失を避けることに最大の関心を払う防衛的投資家ですが、グレアムは具体的にもう少し深く定義をしています。

株式・債券比率

市場平均を目指すために、投資資産の株式・債券比率は25%以上75%以下でそれぞれを持ち合います。

株式を40%持つとしたら残りの60%を債券で持つ、株式が70%であれば残りの30%を債券で持つといった具合で、それぞれ25%を下回らず75%を上回らずに持ち合います。

大まかには市場が落ち込んでいる時は割安になっている株式の比率を多くし、市場が好況の時には高値になっている株式の比率を減らし、債券比率を高めていくのが理想です。

ですが頻繁な取引は望ましくないので、基本的には株式・債券の比率は半々となります。

投資スタンス

あくまで短期的な利益を追わず、長期投資のスタンスになります。

グレアムは投資と投機についての考えをまとめると下記のようになります。

  • 投資とは、本来の価値以下の値が付いている時に買い、実質価値以上に値が上がったら売ること。利益を追求しないこと。
  • 投機とは、相場を予想すること。利益を追求すること。

そして「投資家が利益を求め、相場を予想し売買のタイミングを気にするようになった時に投機家に成り下がり、投機を行うことは全財産を失う可能性がある」とも述べています。

投機についても投資方法の一つとして理解されていますが、リスクを徹底的に避ける防衛的投資家は短期売買を行わず、長期投資のスタイルを取ります。

ドルコスト平均法による投資ファンド積立

防衛的投資家は、普通株のポートフォリオを構築するよりも投資ファンドをドルコスト平均法で積み立てることが望ましいとしています。

もちろんバリュー投資による個別株投資も防衛的投資家が取るべき手段の一つですが、投資信託を毎月ドルコスト平均法で積み立てていくと取得平均価格が良い具合に調整され、「平均」に近づくからです。

この本が書かれた当時は今のように投資信託の種類も多くありませんし、個人売買も手数料も今とは状況がかなり違います。

ですが、そんな時代にもこの手法を提唱しているということであれば、おそらく今グレアムが生きていたら、間違いなくインデックス投資を薦めると思います。

防衛的投資家が目指すもの

防衛的投資家が目指すものは、お金持ちになることでも、大きなリターンを期待することでもありません。

お金を減らさないことを大前提とし、あとは市場平均と同じリターンを得ることです。

そしてそのためには自分の行動に確固たる根拠をもつための知識が必要です。

リスク・リターンの考えはもちろん必要ですし、経済の流れ、企業の財務分析も必要になります。

明確な根拠が無い投資は投機となり、資産を減らしてしまうリスクが上がります。

防衛的投資家は大きなリターンを狙うことはしませんが、リスクを極限まで減らしていきます。

そのためには知識が必要になります。

リスクを嫌う人ほど投資家に向いている

僕自身は自分をインデックス投資、バリュー投資家と考えていますが、間違いなく防衛的投資家に入ります。

お金の失敗を避ける、リスクを避けるというのはまさに自分の行動に当てはまりますし、だからこそ節約にも励みますし、お金を減らさないために投資を行います。

投資は損をするから嫌だ、リスクを避けたいというのは普通の考えだと思いますが、実はそう考えている人ほど投資に向いていると思います。

お金に関してはハイリスク・ハイリターンのリスク選好型の考えでは資産を失う可能性があります。

逆にローリスクローリターンの防衛的投資家の方が長い目で見ればリターンを得ています。

投資が怖いのは見えないリスクがあるからで、判断をするのはそのリスクを知ってからでも良いと思います。

知識を付けることはリスクを減らすことに大いに役立ってくれます。

防衛的投資家におススメの本

リスクを嫌う防衛的投資家(予備軍含む)の方に個人的に良いと思った本を紹介します。

投資について全く知識が無い人には「ほったらかし投資術」が良いと思います。

投資=ギャンブルだと思っていた自分を投資の世界に導いてくれた本の一つで、投資による資産運用がわかりやすくまとめられています。

「敗者のゲーム」ではリスク・リターンについての考え、投資手数料を減らすことの重要性、配当金再投資について書かれています。

投資初心者向けの教科書とも言える本で、投資に対する抵抗を取り除いてくれる内容と言えます。

リスクを知ることはリスクを減らすことの第一歩です。

投資は危険、リスクが多すぎると考える人ほど防衛的投資家に向いていると思います。

リスクがあると考えるのはリスクを知らないこと、知識が無いことが殆どです。

実際に投資をやるかどうかも、そのリスクを知ってからの判断でも良いと思います。

無知は罪なり、知は空虚なり、英知持つもの英雄なり

-ソクラテス

リスクを知ることは英知に繋がるかもしれませんね。

宜しければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 その他生活ブログ 資産運用へ
にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ
スポンサーリンク
レグタングル(大)広告

シェアする

フォローする

関連コンテンツ
スポンサーリンク
レグタングル(大)広告