父親になる男性に伝えたい「無痛分娩のススメ」

こんにちは、MMです。

我が家には2015年に誕生した息子がいます。

現在はアメリカに海外赴任中ですので、アメリカの病院で出産しましたが、無痛分娩を選択しました。

アメリカでの出産では多くの病院では無痛分娩を推奨しており、僕らが通っていた病院も無痛分娩を推奨していました。

自分も含めて男性は一生経験することが無い出産ですが、日本でももっと無痛分娩が一般化したら良いなと考えています。

そして出来ればこれから父親になる男性にはぜひ奥さんに無痛分娩の選択肢を提示して欲しいと思っています。

そう考える理由を、実際アメリカで無痛分娩をし、立会出産をした経験をもとに夫の立場、父親の立場から示していきます。

*出産を経験することの無い自分が語るのはおかしいことですが、あくまで夫の立場・父親の立場からの考えになります。

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無痛分娩とは

無痛分娩とは、麻酔を使ってお産の痛みを取り除く、和らげる分娩方式です。

無痛分娩というと「産む瞬間の痛みを取り除く」と勘違いされることがありますが、出産に至るまでの陣痛から痛みを取り除くのが無痛分娩です。

陣痛から出産までの分娩の流れは大きく3つに分けられ、10分間隔の本陣痛からいきみを開始するまでを第一期、いきみ開始から赤ちゃんが生まれるまでを第二期、赤ちゃんが生まれてから胎盤排出までを第三期と呼びます。

時間にすると、第一期が一番長く12~16時間、第二期が1時間から1時間半、第三期が約30分程と言われており、妊婦さんは一番長い第一期に陣痛を感じ続けています。

無痛分娩ではこの第一期の痛みを和らげてくれます。

僕自身は第二期の正に産む瞬間が痛みのピークだと思っていたのですが、第二期は息を止めていきんだり、いきみたい気持ちが強かったり、アドレナリンが出ている関係で、痛みが分からなくなっている場合もあるようです。

無痛分娩のメリット・デメリット

無痛分娩のメリット・デメリットを挙げてみます。(参考 Helth care for woman)

個人的にはやはりメリットが大きいと感じます。

メリット

  • 陣痛の痛みを和らげる
  • 筋弛緩効果があり、お産を促す
  • 血圧の上昇を防ぐ
  • 緊急帝王切開への移行がしやすい
  • 母体へのダメージが少なく、産後の回復が早い

デメリット

  • 背中の痛み、頭痛、めまいを起こす可能性がある
  • 胎児の心拍数が下がる可能性があり、正常に戻らなければ帝王切開
  • しびれを感じることがある
  • 追加費用(1万~16万円)が掛かる

日本、アメリカにおける無痛分娩の割合

日本では無痛分娩はまだまだ一般的ではなく、厚生労働省の2008年のデータによると、わずか2.8%に留まっています。(データが古いですが。。)

アメリカではCDCの2008年の統計によると 61% が無痛分娩を選択しています。

産休・育休中の給与保障がされていないアメリカでは、殆どの女性が1ヶ月以内に復帰することもあり、無痛分娩が選択されています。

ちなみにですが、帝王切開の割合は、日本では2008年時点で23.3%、アメリカは2013年時点で32.3%になっています。

自分の妻のケース – 陣痛から麻酔投入、出産まで

僕は妻の第一期、第二期、第三期に立ち会っているのですが、第一期の陣痛から麻酔投入までを記してみます。

当日は夜6時から陣痛が始まりました。

夜6時ー夜10時半 : 陣痛?

会社から帰ってきてご飯を食べている時に妻がお腹の痛みが来たと言っていました。

当日は予定日の1週間前でしたし、初産は予定日より遅れると聞いていましたので、前駆陣痛だとお互い思っていました。

本陣痛の場合は徐々に感覚が短くなりますが、15分間隔になったり20分間隔になってりで短くもなっていませんでしたので、いずれ収まるだろうと思いそのまま過ごしていました。

この時はお腹が痛いなと少し気になる位とのことでした。

ご飯を食べゴロゴロし、10時半頃布団に入り一旦就寝しました。

この時お腹の痛みは12分とか10分で少し短くなっていました。

夜12時半 : 本陣痛5分間隔 病院へ

夜12時半頃妻に起こされ、お腹の痛みが5分間隔になっていることを告げられた僕は飛び起き、急いで掛かりつけのお医者さんに電話、病院に直行しました。

この時、妻は陣痛の波が来た時は立っていられず、うずくまっている状態でした。

病院までは車で20分程でしたが、その車の中でもかなり痛そうにしている様子でとても心配だったのを覚えています。

深夜1時 : 病院到着

深夜1時に病院に到着し、手続きをした後で1時半頃病室へ通されました。

その間も痛みはかなり強くなっているようで、陣痛の波が来た時は立ち止まり、うずくまって痛みが過ぎるのを待ってからまた歩き出していました

深夜1時半ー4時 : 病室で待機

病室についてからは妻に分娩監視モニターが付けられ、胎児の心音、妻の血圧、子宮の収縮状況を計測していました。

陣痛が来る度に子宮の収縮状況を示す針が大きく振れていたのを覚えています。

この時妻はベッドの上に居ましたが、陣痛もかなり強くなっていて、波が来た時は身をよじる程で、見ていてもかなり痛そうでした

ここの病室では麻酔を打つ前の静脈点滴を2時間程行っていました。

この間も苦しむ妻を見て、「麻酔までこんなに時間が掛かるのならもっと早く来れば良かった。」と強く思ったのを覚えています。

深夜4時ー4時半 : 分娩室へ移動、硬膜外麻酔投入

点滴を追え、いよいよ分娩室に移動します。

普通に歩けば1分程の場所でしたが、この時妻は立ち上がるのもままならず、痛みが来ては収まるのを待つを繰り返し、20分程掛けて分娩室に到着です。

痛みも強くなりつらさも一層に増していましたが、ようやく麻酔科医の先生が来てくれました。

妻が行ったのは無痛分娩では一般的な硬膜外麻酔を行いました。

麻酔を入れて少し経ってから痛みに苦しんでいた妻の表情がとても楽そうになりました

実際に妻もこの麻酔で一気に痛みが無くなったと言っています。

僕もこの時は麻酔科医の先生が神様のように見えましたし、痛みから解放された妻を見てほっとしました。

朝5時ー朝9時 : 妻就寝、雑談

麻酔が入り痛みから解放された妻は、先生から促された通り2時間ほど就寝しました。

今まで痛みがかなり来ていたこともあり、体も疲れていたのかすぐに眠りにつきました。

起きた後は子宮口が開くまでは隣にいた僕と談笑をしたりして、降りてくるのを待っていました。

そして実は8時半頃から麻酔が切れてしまってまた痛みが出てきたのですが、何とか追加をして痛みを和らげました。

そして9時頃から子宮口が全開になったため、麻酔がまた切れ強い痛みが再び出てきてしまったのですが、そのままいきみに入りました。

朝9時半ー10時半 : いきみ開始、出産

再び強い陣痛があったのですが、すぐにいきみを開始し、出産体制になりました。

いきみ方は先生によってやり方が違うと思いますが、妻は5分に一回強い陣痛が来るタイミングで10秒息を止めいきむ、これを3セット連続だったので、酸欠状態でした。

これも見ている限りかなり大変そうでしたが、8セット目で無事息子が誕生しました。

妻はこのあと色々大変そうでしたが、何とか母子ともに健康で出産を終えることが出来ました。

妻が無痛分娩をして思う事

実際に夫として、父親として無痛分娩による出産に立ち会いましたが、個人的には無痛分娩で良かったと思いますし、日本でも無痛分娩が一般的になって欲しいと思っています。

出産前に、アメリカに住んでいる日本人の助産師さんに両親学級をやってもらったのですが、その時に無痛分娩と自然分娩の映像を妻と見ました。

両方ともアメリカ人でしたが、アメリカ人は自分の感情を日本人よりはっきり表現しますので、自然分娩の映像を見た時かとても衝撃的でした。

一方で無痛分娩の映像は対照的で、全く痛みが無い様子でした。

正直、男性でこれらの映像を見たら奥さんに自然分娩を勧める人は殆どいないと思います。

その位差があります。

もし興味がある方はアメリカの Baby Center というサイトに動画があるので見てみると良いと思います。(searchの所にLive Birth Natural で自然分娩の動画、Live birth Epidural で無痛分娩の動画になります。)

出産とは限りなく「病気の症状に近い」ことを理解する

これはその両親学級をしてくれた助産師さんが強調していた言葉です。

陣痛から出産に至る時の母体は、心拍数増加、血圧上昇、息切れ、体温上昇、激しい痛み、出血、と健康状態とは程遠く、むしろ限りなく病気の状態に近いです。

「麻酔、無痛分娩というのは医療の発達によりもたらされた技術であり、その技術で痛みを取り除き、楽にすることは医学の本来果たすべき役割である」ということも言われていて、とても納得しました。

出産では母子共に健康でいることが最重要

「お腹を痛めてこそ母親」という考えが今でも少なからず残っていて、それが日本の無痛分娩の割合が増えない一因になっているかと思います。

ですが出産時に最も重要なことは痛みを感じることではなく、子供を無事出産し、母子ともに健康であることです。

出産の方法で母親として良い悪いが決まるわけではありませんし、子供がかわいく感じる感じないが決まるわけではありません。

出産というのは手段であり、大事なのは子供が誕生し母子ともに健康であるという結果だと思います。

そうであればその手段はどのようなものでも良いわけですし、楽な方法があるのであればそれに越したことはありません。

なので母体が楽になる無痛分娩が一般化して欲しいと考えています

まとめ

分娩方法というのはあくまで個人の自由であり、強制されるものではありません。

ですが、母子の安全を考えるとやはり無痛分娩が良いと考えます。

それと単純に痛いよりも痛くない方が良いと思います。

近年は産後復帰する女性もかなり増え、復帰することを考えると無痛分娩は回復が早いということもあります。

また何かの記事で出産の痛みを考えると子供を産むのを躊躇するという意見をいくつか見たのですが、そのような悩みも解決できます。

日本の経済的な意味でも、無痛分娩の普及は少子化対策の一つとして検討しても良いのではと思います。

あとは追加費用が掛かってしまうのが家計には痛いのですが、保険でカバーされるようになって欲しいですね。

これから子供が生まれるという男性には無痛分娩という選択肢を知ってもらえればと思います。

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