アメリカの若者は投資をしない?ミレニアル世代に見る「貯蓄」の重要性

こんにちは、兼業投資家のMMです。

アメリカと言えば「投資大国」というイメージを持っている方も多いのでは無いでしょうか。

僕もアメリカに来る前はどこから得た情報だか定かでは無いのですが、「アメリカ=投資大国」「アメリカ人=皆投資をやっている」というイメージを持っていました。

実際、アメリカは投資環境が日本よりも進んでいますし、日本を始めとした他国より富の再分配が少ない、いわゆる「小さな政府」ですので、投資に関する意識というのは高くなる傾向にあります。

日本では一般化しつつある確定拠出年金も元々はアメリカの制度です。

ですが、海外赴任生活で出会ったアメリカ人やアメリカ在住者でいわゆる「投資」をやっている人に会ったことがありません。(投機は2人程いました)

アメリカでもお金の話を人前ですることは好まれることではありませんし、親しい人としか話をしたことがありませんので、アメリカ全体にこの話を広げるのは早計だとは思います。

それにたまたま自分の周りだけがそういう人なんだろうなと考えていましたが、実はこの考えは「アメリカの若者=ミレニアル世代 (1980年生まれ以降)」に限ると、意外にもアメリカ全体に言えることのようです。

スポンサーリンク
レグタングル(大)広告

ミレニアル世代の3人に2人は投資をしていない

アメリカで最も有名なパーソナルファイナンスサイトである Bankrate が行った調査によると、ミレニアル世代で投資をしている割合は 33%、投資をしていない人は65%であるという結果が出ています。

ここで言う投資とはリタイア後の資金、401Kと呼ばれる確定拠出年金も含まれています。

アメリカの全世代で見てみると、投資をしている割合は43%、していない割合は54%となり、ジェネレーションX(1964年~1979年生まれ)、ベイビーブーマー(1945年~1963年生まれ)の両世代は2人に一人は投資を行っています

更にミレニアル世代の中でも、前半世代(1980年~1996年生まれ)の投資割合は44%、後半世代(1990年~1997年生まれ)になると投資をしている割合は18%になります。

自分の周りにはミレニアル世代が多かったために投資をしている人に出会わなかったんだなと納得が出来ました。

日本証券業協会によると日本人の投資比率は18.2%と言われていますので(株式、公社債含む)、それと比較すると確かに高いのですが、アメリカの投資状況は若い世代程出来ていないということが言えます。

ミレニアル世代が投資を出来ない理由

投資大国アメリカに居ながらにしてミレニアル世代が投資を出来ない理由は何でしょうか?

金融サイトの Business Insider に情報がありますので纏めてみます。

理由 前半世代 後半世代
投資資金が無い 57% 35%
投資についての知識が無い 21% 47%
リスクが高い 17% 9%
証券会社やアドバイザーが信用出来ない 1% 2%
手数料が高い 2% 0%
その他 4% 7%

投資資金が無い

投資資金が無いというのは一番切実な問題です。

日本でもそうですが、激化する競争社会においてコストである人件費を削るというのはどこの企業でも行われていることで、収入が少なくなっている事実があります。

USAトゥデイによると、ミレニアル世代はベビーブーマー世代より賃金が20%下がっているとのこと。

更に学生ローン(日本でいう奨学金)も大きな社会問題となっており、若い世代の消費性向は低くなっています。

もちろん稼げる人もいますが、平均的な人は投資に回すお金が無いのが現状です。

投資についての知識が無い

個人的に意外だったのが「投資についての知識が無い」と言う回答が多いことです。

「リスクが高い」も同意見としても良いかもしれません。

何となくアメリカ人は学校教育で金融リテラシーを身につけて、投資によってお金を増やしていくイメージを持っていましたが、そうでは無いようです。

確かに周りのアメリカ人同僚に聞いても、特に学校で教わったりはしてないとのことですし、特別何か学んだことが無いという意見でした。

アメリカでは間違いなく投資に関する情報は日本以上にありますし、投資環境も整っています。

ですが、皆が皆それを有効活用できているわけではなく、特に投資に回せる余裕が無い世代に関しては知識を得るきっかけも無いのかもしれません。

投資は貯蓄が出来て初めて出来る

アメリカのミレニアル世代の投資事情から学べることは「投資は貯蓄が出来て初めて出来る」ということです。

当然ですが、お金が無ければ投資に回す原資がありませんので、まずは貯蓄が必要です。

貯蓄が出来て、投資できる原資が出来れば、投資についての知識も身につけようとなります。

貯蓄をするためには、自分の収入と支出を管理できる必要がありますし、稼ぐ力も必要になります。

基本的なことですが、収入をしっかり得る能力と家計管理能力を身につけることが必要であると改めて感じます。

若い世代がお金に苦労するというのは個人的には心が痛いことではあるのですが。。

金融教育はまず「節約力・貯蓄力」を

アメリカのミレニアル世代同様に日本の若い世代も他の世代と比べてお金に関しては厳しい状況が続きます。

これが僕らの子供世代となると更に厳しくなるかもしれません。

投資による資産運用は、正しく行えば人生を楽にしてくれるものだと考えていますので、出来れば自分の子供世代にもしっかり扱って貰えればと思います。

ですが、投資はお金に余裕があって初めて出来るもの、その余裕を生むためには「節約力・貯蓄力」が必須であると考えます。

収入を保証する能力を与えることは出来ませんが、節約力・貯蓄力は身につけることが出来ますし、一生モノの能力だと思います。

ですので、自分の子供世代には節約力・貯蓄力を身につけてもらえたらなと考えています。

若い世代には希望を持って欲しい、そのために出来ることの一つはこの金融教育であると考えています。

まとめ

アメリカの若い世代は投資比率が少なくなっていますが、それはお金が無いことによるもの、投資知識が無いことによるものです。

世界的に賃金の低下であったり、生活費や学費の上昇というのは続いているため、他の世代のように投資資金を捻出することはとても難しくなっています。

そのような厳しい状況において、節約力・貯蓄力は他の世代よりも更に必要になり、投資を行うための必須能力となります。

今後の金融教育は「いきなり投資のこと」ではなく、「節約・貯蓄のこと」がより一層重要になるかもしれません。

宜しければ応援クリックお願いします!
にほんブログ村 その他生活ブログ 資産運用へ
にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄へ
スポンサーリンク
レグタングル(大)広告

シェアする

フォローする

関連コンテンツ
スポンサーリンク
レグタングル(大)広告