バリュー投資家必見!ベン・グレアムの割安株を選ぶ7つの基準

こんにちは、バリュー投資家のMMです。

株式投資を始めたのが2011年になりますので、この記事を書いている時点で投資歴は6年(日本2年、アメリカ4年)になります。

6年というと中堅投資家といった感じでしょうか。

ですが日本での2年は個別株は優待目的のダイエーのみで、他は全て投資信託にしていました。

アメリカに来てからもしばらくは投資信託のみで、個別株を始めたのは2015年の後半からです。

個別株に中々手が出なかったのはおそらく殆どの人がそうだと思いますが、「どれを買えば良いのか分からない」ことが理由でした。

世の中には多くの企業があり、あまりに選択肢が多いので、投資先を決める際には何かの基準が必要です。

ウォーレン・バフェットの師であるベンジャミン・グレアムはバリュー投資で知られていますが、彼は株式投資においては明確な基準を示してくれています。

僕が個別株投資をする際には、ベンジャミン・グレアムの基準に則っています。

株式投資で何に投資をしたら良いかわからない時、バリュー投資をしたい時は参考にしてみて下さい。

紹介するのはベンジャミン・グレアムの株式選定7つの基準です。

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ベンジャミン・グレアムの7つの基準

ベンジャミン・グレアムは著書の「賢明なる投資家」「証券分析」において割安株の選定基準を述べています。

投資情報を扱う Cabot Wealth Network7つの基準がまとめられていますので、そこを参考にして紹介します。

S&P信用格付けB以上

1つ目は S&P信用格付けB以上の企業になります。

S&P信用格付けとは、世界最大手の格付機関であるスタンダードアンドプアーズ社が行っている財務状況の格付けになり、ランクはAAA〜Dまであります。

その中でBランクは

B:現時点では債務を履行する能力を有しているが、「BB」に格付けされた発行体よりも脆弱である。事業環境、財務状況、または経済状況が悪化した場合には債務を履行する能力や意思が損なわれ易い。

と定義され、「普通」の格付けと言う事が出来ます。

最高の企業に投資が出来ることが一番ですが、バリュー投資においては必ずしも最高の企業を選ぶ必要は無く、「普通以上」をグレアムは推奨しています。

この普通以上が S&P信用格付けB以上になります。

負債比率1.1倍未満

2つ目は負債比率1.1倍未満です。

負債比率とは、企業が持っているお金の中で、借金と自分のお金の比率になります。

負債比率 =  負債 ÷ 自己資本

の式で求めることが出来ます。

勿論借金が少ない企業の方が一般的には好財務体質と言えますので、負債比率は低ければ低いほど良いです。

負債比率が低い企業は経営が安定し、不況時にも耐えうることができます。

1倍を超えているということは借金の方が多いということですが、少ない自己資本で効率的な経営をしているということも出来ます。

1倍を下回ると優良、1倍から3倍が標準と言われていますので、ここでのグレアムの基準は「普通以上」になります。

流動比率1.5倍以上

3つ目は流動比率1.5倍以上になります。

流動比率とはすぐに返済しなければいけない借金と手元にあるお金の比率になります。

手元のキャッシュが底をついてしまうと経営の悪化、最悪倒産に繋がっていますので、借金を返してもお金が残る財務状況は必須になります。

流動比率 =  流動資産 ÷ 流動負債

*流動資産:一年以内に現金化できる資産
流動負債:一年以内に返済しなければいけない負債

2倍以上で安全、1.5倍以上で標準、1倍を下回ると危険であると言われています。

グレアムは1.5倍以上を推奨していますので、ここでも「標準以上」を求めています。

過去5年間EPSを伸ばしている

4つ目は過去5年間EPSが増えているかどうかです。

EPSとは一株あたりの利益のことで、アメリカでは最も重要視される指標の一つです。

EPS =  当期純利益 ÷ 発行済み株式数

EPSを上昇させる手段は二つ、①利益を上げる、②発行済み株式数を減らす、になります。

利益は企業経営の改善により生み出すことが出来ます。

一方発行済み株式を減らすための代表的な手段は自社株買いです。

EPSが上がり続けている企業は株主への利益還元の対応をしっかり行っているといえます。

株価収益率(PER)9倍未満

5つ目は株価収益率(PER)9倍未満です。

株価収益率とは、現在の株価が企業の生み出す利益の何倍にあたるかを表し、現在の株価が割安かどうかの判断材料となります。

株価収益率(PER) = 時価総額 ÷ 発行済み株式総数

低いほど割安で、一般的には14倍未満は割安とも言われています。

PERが10倍といった場合、その企業の株価は1年で生み出す利益の10倍であり、その利益が全額配当になった場合は10年間で投資金額が回収できることを指します。

一般的に成長企業はPER高くなり、成熟企業はPERが低く出る傾向があります。

グレアムの言うPER9倍はかなり割安であり、彼のバリュー投資の特徴がここに現れています。

株価純資産倍率(PBR) 1.2倍未満

6つ目は株価純資産倍率(PBR)1.2倍未満になります。

株価純資産倍率とは現在の株価が企業価値の何倍にあたるかを表し、PERと同じく割安かどうかの判断に使われます。

株価純資産倍率(PBR) = 時価総額 ÷ 純資産

PBRも低いければ低いほど割安になります。

PBRが1倍の場合、企業の持つ資産と企業価値が同じという意味になり、もしその企業がその時に解散したとしても株主には投資した金額がそのまま戻ってくることになります。(実際は掛かる費用があるためその分割り引かれる)

PBRは1倍未満で割安と言われることが多いですが、グレアムの基準はそこから少し高い1.2倍です。

それでもかなりの割安です。

配当金を出している

最後の7つ目は配当金を出しているかどうかです。

配当率は気にせず、配当金を出しているかどうかをグレアムは基準にしています。

バリュー株というのは財務状況は良いけど多数の投資家が気づいていない株であり、気づかれるまで保有し続ける必要があります。

長い目で見る必要があり、その保有は長期になるかもしれません。

その保有期間中に配当金があるとその分お金を積み立てることが出来ます。

もちろん理想は高配当であることですが、基準としては配当金を出していることに線引きをしています。

グレアムの7つの基準を使うメリット

以上がグレアムの7つの基準になりますが、この基準を使うことで株式銘柄選定の効率化というメリットを得ることが出来ます。

基準がしっかりしているので、銘柄選定の際は機械的にスクリーニングをし、条件が合えば購入、無ければ見送りと、プロセスがとても簡単になりました。

迷う必要も無く、良い意味で人間の意志を排除できます。

勿論条件に合ったからと言って何でも購入するわけではありませんが、候補出しは瞬時に行うことが出来ます。

世界的な投資家の基準ということで安心感があることも大きいかもしれません。

グレアムの7つの基準を使うデメリット

一方この基準を使うことのデメリットもあります。

それは好況時には購入候補が殆ど無いことです。

好況時にはあまり割安株がないので、当然のことかもしれませんが、その間はお金を寝かせてしまうことになります。(実際は個別株以外にも分散投資をすることでお金を運用することは出来ます。)

バリュー投資には忍耐が必要で、候補株が出てくるまではじっと待ち出始めたら買う、という長期的な作戦が必要になります。

ですので時期によってはその候補が全くありません。

基準を緩めれば候補は出てきますが、ここはグレアムを信じて基準を使ってみましょう。

グレアムの7つの基準の投資状況

実際にグレアムの基準を使ってアメリカ個別株投資を行っていますが、2017年2月現在は7銘柄に投資し、内6銘柄に投資益が出ており、全体のリターン率は40%になっています。

(参照:資産運用状況)

もちろんたまたま始めたタイミングが良かったこともありますが、この基準に沿って結果が出ていることも事実です。

投資の専門家では無い自分にとってはこのような基準があると有り難いですし、いずれは上がると安心することも出来るので、長期投資との相性は良さそうです

今後も基本的にはこの基準に則って株を買っていこうと思います。

*時々自分で基準を追加したり、抜いたりもしています。

まとめ

ベンジャミン・グレアムの7つの基準を纏めます。

ベン・グレアム7つの基準
S&P格付けB以上
負債比率110%未満
流動比率1.5倍以上
過去5年間EPSを伸ばしている
株価収益率(PER)9倍未満
株価純資産倍率(PBR) 1.2倍未満
配当金を出している

投資では100%利益を上げられる方法はありませんので、どのような手段でも完璧なものはありませんが、もし株式選定に迷ったら参考にしてみるのも良いかもしれませんね。

大事なのは焦らず、長期視点かなと思います。

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