アメリカにおける投資戦略「60/40」ってどういう手法?

こんにちは、兼業投資家のMMです。

株式投資における戦略というのは様々なものがあります。

インデックス投資もその一つですし、バリュー投資/グロース投資、コア・サテライト戦略といったものがありますが、いずれの戦略もリターンとリスクのバランスを取るための戦略と言うことができます。

リターンが大きいものへの投資は必然的に損をするリスクも高くなりますし、かと言ってリスクを避ければリターンを得ることが出来ません。

理想的なのはリスクはそこそこで、安定的にリターンを得られることです。

そんなちょうど良い感じのリスク・リターンを狙った手法がアメリカにはあり、それが「60/40」(シックスティーフォーティー)、もしくは「60/40 portfolio」(シックスティーフォーティーポートフォリオ)と呼ばれる戦略になります。

この「60/40」はアメリカの投資界では広く知れ渡っています。

今回はこの「60/40」を紹介していきます。

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「60/40」とはどのような戦略?

まず「60/40」は英語で、「悪くなく、平均以上」という意味を持つスラングになります。

6対4の割合で良い、ということから来ていそうですね。

投資の世界でも意味はそのままで「悪くなく、平均以上」のリターンを目指すことを指します。

具体的には資産を 株式6 :債券4 の割合で持つことです。

安定的なリターンを目指すことから、既に退職済の人向けの投資戦略と言われることが多いです。

「60/40」のリターンはどれくらい?

株式6:債券4の割合で持った時のリターンはどれくらいでしょうか?

世界最大の投資信託会社として知られるアメリカのバンガード社が、1926年から2015年までの過去90年分のデータを基に米国株式・米国債券の比率とリターンを公開していますので、60/40と合わせて紹介します。

比率 リターン
株式 債券 平均 最高 最低 マイナス年
0% 100% 5.4% 32.6% -8.1% 14/90
20% 80% 6.7% 29.8% -10.1% 12/90
30% 70% 7.2% 28.4% -14.2% 14/90
40% 60% 7.8% 27.9% -18.4% 16/90
50% 50% 8.3% 32.3% -22.5% 17/90
60% 40% 8.7% 36.7% -26.6% 21/90
70% 30% 9.1% 41.1% -30.7% 22/90
80% 20% 9.5% 45.4% -34.9% 23/90
100% 20% 9.5% 45.4% -34.9% 23/90

*参考 Vanguard「Vanguard portfolio allocation models

株式・債券の比率から過去90年の平均リターンと最高及び最低のパフォーマンス、90年中マイナスに転じた年が何回あったかを表しています。

60/40の場合、平均リターンは8.7%となります。

1913年から2013年の100年間の米国の平均インフレ率は3.22%ですので、差し引きして5.5 %が純粋に増える分となります。

余談ですが、それぞれの比率の最高年は全て1933年、最低年は1931年となっています。

1931年は世界恐慌が始まった1929年の2年後で世界情勢もかなり不安があり、株式市場への影響が正にピークだった頃と言えます。

一方1933年は株式市場が不安から落ち着きを取り戻し、一気に買い戻しが入ったタイミングですね。

「60/40」は万全な投資手法?

60/40 は moderate (控えめな、中程度)の投資戦略と言われ、特にリタイアした人に長期に渡って万全な方法といった認識がありました。

ですが、最近では「60/40は終わった、時代遅れ」という記事がいくつか出るようになり、むしろもっと株式の比率を上げるべき、という意見も多くなっています。

その理由としては、アメリカは比較的健全に経済成長を遂げており、それに伴う物価上昇も右肩上がりとなっているため、物価上昇を考慮するともっとリターンが必要になること、また債券利回りが低下していることが上げられます。

またアメリカはできる限り福祉は民間で行う「小さな政府」のスタンスを取っていますが、国内の治安維持、世界の治安維持のために意外と税金が高いです。

そのことからももう少しリターンが必要になってきています。

ですので70/30や80/20という意見も出てきていますが、基本はやはり60/40として語られています。

我が家の場合

今は海外赴任中で、日本円資産と米ドル資産が分かれているので、生活防衛資金以外を全て投資にまわすという方法を取る事ができません。

ですが、日本帰国後には子供の教育費の運用は 60/40 を取ろうかと思っています。

なるべく減らしたくは無いけど置きっぱなしももったいない、という子供の教育費にはピッタリの手法です。

勿論そのときの株式市場、債券市場、インフレ、経済を考える必要はありますが、リスクを避ける投資法とは良いと考えています。

まとめ

60/40とは「悪くなく、平均以上」のリターンを目指す投資戦略で、株式6:債券4 で運用することを指します。

アメリカでは常識となっていましたが、現在はもう少しリスクを取る流れも出てきています。

投資をやる上では、ある程度の損益はしょうがないもので、それを分かった上で行うというのが精神衛生上も良いですね。

株式も債券も日本、先進国、途上国と種類がたくさん多く迷ってしまいますが、迷ったら 60/40 を選択してみるのも一つの手かもしれません。

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